10,デート？ ページ13
私たちはサンドリアスステーションに降り立つ。
そこに立っているのは…中性的な…多分男性…。
イシガシさんは私たちを案内してくれるコーディネーターらしい。
そして、街を回ってみては？との提案。
すると、京介に声をかけられる。
剣城｢A、一緒に行かないか？｣
｢！うん！｣
市川｢私たちもついて行っていいですか？｣
んんん察して()
あ、神童さんが｢ごめん｣とポーズを送っている。
まあ座名九郎さんに悪気はなさそうだし、4人で回ることになった。
中心部と思しきあたりで、華麗な舞い…？を披露している女性がいた。
すごく瞬発力がある。
多分きっと、サンドリアスの選手たちはこの人よりもきっと、身体能力や運動能力は高いだろう。
でも私たちのやることは変わらない。
神童さんがどんな環境でも地球のために負けるわけには行かないと決意を述べた。
それは、私たちも同じだ。
その後、私たちは街を見て回る。
途中で神童さんが私たちを2人にしてくれる。
星は違えど、二人きりの…いやいや、デートなんておこがましい。私はそんなこと思っても行けないし、そういう段階に踏み込んでもいけない。
ふと、可愛らしい人形が目に入る。
私は思わず駆け出そうとしていた。
剣城｢待て！｣
それを京介が止める。
剣城｢ここは地球じゃない、迷子になったら大変だ。そばにいろ。｣
｢うん…ごめん…｣
そこではじめて、私は京介と手を繋いでいることに気づく。
｢きょ、京介、手……//｣
剣城｢…嫌か…？俺は、こうしてたい…｣
真っ直ぐ目を向けられ、顔が一瞬で熱くなる。
待って待って、体温すごい上がってるよこれ…。
こんなのはじめてで、私はわけがわからない。
どういうこと？私の中でなにが起こってるの？
すると、メロディがクールのデコストーンを取り出し掲げた。
メロディからはいとちゃんのソロ曲｢BT.37.5｣
が流れる。
京介は不思議そうな顔をして、メロディを見つめる。
まさか、この曲って。
私は血の気が引いた。
それじゃ私、この世界にいられない……。
いや、こんなこと思ったらいけない。
｢…嫌じゃないよ…でも……恥ずかしい｣
率直に思ったことを伝えると、
剣城｢じゃあ、人がいるとこまでなら？｣
京介はそう言って、優しくほほ笑みかけてくる。
京介はずるいなあ。
この気持ちはそう、友達だよ、友達。
その後、試合をしたという天馬くんたちやみんなと合流し、私たちはギャラクシーノーツ号に戻った。
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相性の良いキャラ
水川みのり
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作者名：朝日 月 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/asahirunap/
作成日時：2018年4月28日 22時
