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トレーニングウェアに着替えようと更衣室を目指す。



あっ、そういえば1人だけ違うとこだったよね。




ん?こっち?違う…。

んじゃあ、こっち!

…違う。。




同じ場所を何度もグルグルしても女子更衣室は一向に見つからない。



…どうしよ。完全に迷子の子猫ちゃん?いや、子猫ちゃんほど可愛くないな。うん。






どうしようかと迷っていると廊下に人影が!




すぐにその人影を捕まえて道を聞いた。




人影の顔を覗きこむ。









高い鼻に高い背、整いすぎている顔…




正直少しびっくりした。




驚きで言葉がでないと相手のほうから話しかけてくれた。



「あっ、きみ、新人の子だよね?」


『は…はい。 えええと、あの、女子更衣室の場所って分かりますか?』


「あぁ、それは、ここの角を右に曲がって、そのまま真っ直ぐ進んだところ。」


『あ、ありがとうございます。』


「さっき内海隊長が嬉しそうに語ってたよ。きみのこと。名前は確かー…『渡辺です!』



自分なりに100点の笑顔で名前を言う。




「そそ、渡辺ちゃん。下の名前は?」


『Aです!』


「おぼえた。Aちゃんだね。俺は長野久義。」


『長野…さん。私も覚えましたっ!』


「ありがと。ってか遅れちゃうよ?トレーニング。」


『あっ!忘れてた。。。あのー、ではまた。っていうかありがとうございます!』






全力疾走で女子更衣室へ向かう。




入った瞬間、まだ新しく出きたという感じの匂いに包まれる。




内海隊長が作ってくれたのかな?






1人にしては広すぎるこの空間で少し心が温まる。







トレーニングウェアに着替えて前髪をキュッとゴムで簡単に結ぶ。





これが私の気合の印。







よっしゃあ、がんばろ!

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作者名:かん | 作成日時:2014年3月21日 1時

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