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ep.5 ページ5
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2,3歩足をすすめたところで肩にコンッと重みを感じた。
肩をみると彼の杖で呼び止められたようだ。
ﾙｼ「もう、1度だ___」
『私、授業の準備があるんです』
ﾙｼ「っ…！……まてっ！！」
言葉を遮り背を向けたまま、そう告げると肩を後ろから思い切り引っ張られた。
その時の彼の表情はなぜだか悲しげな顔をしていた。
両肩を掴まれ逃げるに逃げられない状況になってしまった。
廊下を歩いてきた生徒も何事かとこちらをみている。
「あれ、A教授だ…」
「肩つかんでるのドラコの父親？」
「なにしてるのかしら？」
「誰かきいてこいよ」
そんな言葉が聞こえてくる。
ﾙｼ「1度だけでいい、呼んでくれないか。
…………"ルシウス"と」
周りのざわつきに消えてしまいそうな、彼のか細い声が耳に届いた。
『呼べば………満足ですか』
ﾙｼ「あぁ」
『呼びませんよ、先輩だけ楽になろうなんて……。
__先輩はっ、……あなたは！私を捨てた！』
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苔(プロフ) - めちゃめちゃ最高でした (2022年4月3日 1時) (
レス) @page35 id: ff637a376a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らい | 作成日時：2021年11月21日 12時
