プライドの蛇と愛の獅子【HP】 (ページ32)

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昔の夢なんて久しぶりにみた。
それも彼との夢なんて………。

目をあけるといつもの天井ではなく、手に違和感を感じる。

よくみると医務室のようだった。

違和感を感じていた手は真っ黒な彼に握られていた。

『………セブルス？』

声をかけるとセブルスは飛び起きた。

ｾﾌﾞ「A！大丈夫なのか！」

『へ？なにが？』

ｾﾌﾞ「朝から食事にこないから見に行けば意識がなかった。
お前は2日も寝ていたのだぞっ」

____2日も？

そういえば、あの箱を開けたら意識がとんだような…。
唸るように思い返していると頬に手を添えられた。

ｾﾌﾞ「顔色はいいようだな。
お前の持っていた箱の中身を確認したが、勿忘草をつかった魔法だった。
強制的に記憶を思い出させるものだ…、誰からもらった」

『…………ウス…___………イ』

ｾﾌﾞ「はっきり言え」

『ルシウス·マルフォイ』

名前を告げると眉間に深く皺を刻んだ。
なにやらぶつぶつ呟いているようだ。

『セブルス』

ｾﾌﾞ「なんだ」

『平気だから変なこと考えないで』

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