プライドの蛇と愛の獅子【HP】 (ページ4)

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ep.4 ページ4

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『はい？』

ﾙｼ「今、"マルフォイ先輩"と」

なにを言っているのかわからなかった。
彼はここ、ホグワーツの卒業生で元々私の3つ上の先輩だ。

ﾙｼ「__昔のように、呼んでは…くれないのか」

昔のように……？
私が、彼を？学生時代のように、ルシウスと？

『なぜ呼ばなければならないのですか？
あなたは私の先輩ですよね？それともマルフォイさんと？』

嫌味も含めて言ってやった。
彼はそれほどのことを私にしたのだ。
その重みを知っても尚、学生時代に戻りたいと思っているのだろうか。

ﾙｼ「あれほど呼んでくれていたではないかっ！」

声を荒げる彼は貴族の体裁など気にもしていないようだった。
その声と同時に授業が終わる鐘がなった。

生徒達が教室から廊下へと流れ出てくる。
これ以上中庭にいても注目もあびるだろう。
ただの教師と理事…、それも純血貴族と2人で話をしているところなど噂になるに決まっている。

『授業も終わったようなのでこれで失礼します』

ベンチから立ち上がりそう告げ、背をむけ歩きだす。

ﾙｼ「まて」

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