プライドの蛇と愛の獅子【HP】 (ページ20)

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ep.20 # ページ20

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「A」

昼食をとっていると声をかけられ振り向くと大勢のスリザリン生を引き連れたルシウスだった。

『……！』

ﾙｼ「午後は授業か？」

『……今日はない、です』

ﾙｼ「食べ終わったら、あの場所で待ってる」

そういうと大広間をでていった。

周りは何事かと私を見ているし、取り巻きの人達は彼と私を交互に見ている。

彼と恋人になって1週間が経ち人前で声をかけられたのは今日がはじめてだ。

「A！何かしたの！？」
「あれ、スリザリンの監督生ルシウス·マルフォイよ！？」

正面に座っていた友達に心配をされたが、恋人だなんていって信じてもらえるはずもないので適当に受け流しておいた。

食事もそこそこに、__心配ないよ、たぶん。
と友達に声をかけ席を立つ。

あの場所____。

それは図書室1番奥、禁書棚の前の席。
あそこは入り口からみえず、人が寄り付かない場所なので2人きりで会うにはもってこいの場所だった。

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