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＿＿蓮
そろそろ戻ろうかと
腰をあげ立ち上がったとき
パタパタと聞こえる音に気づいたのは
翔太くんだった。
舘さん！駄目だよ動いちゃっ…
楽屋から出ないでって言われてるでしょ
なんて声も聞こえてきて…
「…。」
足音が止んで、
息を整えるような呼吸が
近くにあるのが分かる。
そこにいるのは舘さんだって分かってるのに
すぐに振り向くことができないのは、
俺を心配してくれた
彼の気持ちを踏みにじった罪悪感。
後悔はしていないけれど…
何から伝えたらいいのか分からなかった。
「…。」
nb「…ん〜…」
助けを求めるように翔太くんを見るけど
困ったように笑ってから
nb「わりぃな涼太、俺らも共犯だから」
sk「ごめんね、後でお説教聞くから。」
片手を顔の前に上げて、軽く謝りながら
佐久間くんと共に俺の横をすり抜けてった。
お前らも行くぞって
他のメンバーも連れて帰ったようで、
残されたのは俺と舘さん。
二人っきり。
それでも、
動けずにいる俺…
言葉を探しているうちに
どんどん時間だけが過ぎている気がして、
余計に言葉を発するのが怖い。
どうしよう、
ぎゅっと瞼を瞑った時に
「目黒、」
聞こえてきたのは、
大切で愛しくてしょうがない
舘さんの声。
「…ねぇ、こっち向いてよ。」
だけど、
いつもより低く怒りを含んでいるような、
静かな声。
「…勝手なことして、
すみませんでした。」
やっと、
やっと絞り出した声は
自分が思ったよりずっと小さくて弱かった。
「…怒って、ますよね…？」
伝えなきゃないことは他にもあるはず、
なのに、
こんなことしか出てこないのが情けなくて
力を込めた俺の拳に
「こっち向いてって言ってるじゃん。」
舘さんの体温が重なった。
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ニナ(プロフ) - 更新めちゃくちゃ嬉しいです！ありがとうございます！どうかどうか、二人の思いが重なってほしい…涙 (2021年10月5日 23時) (
レス) @page49 id: b294cacc31 (このIDを非表示/違反報告)
無(プロフ) - ニナさん» コメントありがとうございます◎更新に波があって申し訳ありません…ぜひぜひ今後とも楽しんでいただけたら嬉しいです。 (2021年10月5日 23時) (レス) id: 7e11e0c637 (このIDを非表示/違反報告)
無(プロフ) - 魏紫姫 桜描さん» コメントありがとうございます◎！めめだていいですよね〜…作品も供給も是非もっと増えて欲しいですよね、、 (2021年10月5日 23時) (レス) id: 7e11e0c637 (このIDを非表示/違反報告)
ニナ(プロフ) - 初めまして。ものすごく続きを楽しみにしている者です。次の更新、マイペースでもちろん構いませんので、楽しみにしてますね。応援してます！ (2021年9月30日 22時) (レス) id: b294cacc31 (このIDを非表示/違反報告)
魏紫姫 桜描 - 初コメです！俺も，めめだて好きなのでめっちゃ嬉しいです！俺も，めめだての小説書いてるので、読んでみてください！応援してます！ (2021年8月1日 12時) (レス) id: 067498defb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無 | 作成日時：2021年4月19日 21時
