・ ページ29
＿＿翔太
「翔太、これ…。」
涼太が見せてきたのは２通の封筒、中には写真が入ってた。
今日snowman全員での仕事があるから、
目黒のことを聞いてやろうと思っていたが…
それどころではないのが分かった。
nb「…ぅわ、。」
「そっちのは昨日の夜ポストに入ってて…こっちのは今朝家出るときに入ってた。」
昨日のものには涼太の隠し撮りと思われる写真、
今朝見つけたという方には、俺達の集合写真が入っていた…。
涼太以外の顔には、大きなバツが真っ黒なペンで書かれている。
それ１枚じゃないの…
苦しそうに言う彼を少し落ち着かせながら、封筒のなかを再度覗いてみると、確かにもう１枚写真が入っていた。
nb「……これ、って…目黒、だよな。」
「…うん。」
それには、
マンションのドアを開けようとする涼太と、その後に続く目黒の姿が写っていた。
恐らく昨日の夜に撮ったばかりのものだろう。
nb「仕事が速ぇっつーか、なんつーか…。」
「出るときに声かけられなかったから、目黒にもこの写真が入ってたことは連絡したけど…。」
「どうしよう俺…」
nb「俺らも目黒もさ、」
nb「こんなんでビビったりしねえ…目黒なんか特にな。
だから変なこと考えてこの女の言うこと聞こうとするのだけは止めて。」
不安の色が消えない様子の涼太の背中を軽く叩いて楽屋へと向かう。
涼太の方は見ずに、やっぱメンバーには言っとこうなと声をかけると、小さな声でうん。とだけ返ってきた。
楽屋の扉をあける前に、
「…翔太は、俺の味方でいてくれる…？」
なんてバカなこと聞いてくるから。
nb「
涼太の頭を撫でるなんていつぶりだろう…、
軽くくしゃっとしてやると、安心したように笑った。
その後、
例の女の件を皆に話したら
案の定こっぴどく叱られシュンとしてしまって、普段の堂々としてる涼太の姿はどこにもなかった(笑)
ま、でも…
気付いてやれなかったことの悔しさと、
涼太を心配する気持ちは皆が持っていて。
俺らで守るよ＿＿。
ふっかが言った言葉に全員で頷くと、
涼太は照れたようにお礼を言った。
sk「やっぱ翔太に頼んで正解だった。」
nb「ばか、まだなんも終わってねぇよ。」
sk「そうだけどさ…
俺達なら負ける気しない。」
nb「ん…同感。」
涼太に駆け寄るメンバーを眺めながら、
柄にもなく佐久間とグータッチなんかしちゃって。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 899人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ニナ(プロフ) - 更新めちゃくちゃ嬉しいです！ありがとうございます！どうかどうか、二人の思いが重なってほしい…涙 (2021年10月5日 23時) (
レス) @page49 id: b294cacc31 (このIDを非表示/違反報告)
無(プロフ) - ニナさん» コメントありがとうございます◎更新に波があって申し訳ありません…ぜひぜひ今後とも楽しんでいただけたら嬉しいです。 (2021年10月5日 23時) (レス) id: 7e11e0c637 (このIDを非表示/違反報告)
無(プロフ) - 魏紫姫 桜描さん» コメントありがとうございます◎！めめだていいですよね〜…作品も供給も是非もっと増えて欲しいですよね、、 (2021年10月5日 23時) (レス) id: 7e11e0c637 (このIDを非表示/違反報告)
ニナ(プロフ) - 初めまして。ものすごく続きを楽しみにしている者です。次の更新、マイペースでもちろん構いませんので、楽しみにしてますね。応援してます！ (2021年9月30日 22時) (レス) id: b294cacc31 (このIDを非表示/違反報告)
魏紫姫 桜描 - 初コメです！俺も，めめだて好きなのでめっちゃ嬉しいです！俺も，めめだての小説書いてるので、読んでみてください！応援してます！ (2021年8月1日 12時) (レス) id: 067498defb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：無 | 作成日時：2021年4月19日 21時
