純愛、それとも偏愛。 ページ20
＿＿蓮
あ、崩れた＿＿。
ロイヤルで気品のある舘さんが、
ただの宮舘涼太になる瞬間が見えた。
耳まで真っ赤にして俯きがちになり
表情を隠そうとする手を、
気付いたときには掴んでしまっていた。
「め、ぐろ…」
もっと、もっと見たい。
恥ずかしさで少し潤んだ瞳が揺れる。
戸惑った表情でこちらを伺っている姿は儚くて、綺麗で…。
小さな声で
痛いよ、と呟かれてはっとする。
「あ、すみません俺…。」
「いや、俺の方こそ…変なこと言ったね(笑)。」
俺も舘さんもきっと動揺している。
少しだけ気まずい雰囲気が俺たちの間に流れたけど
学生みたいにもじもじし合ってるのが可笑しくなって、
先に舘さんがふっ…って笑みを溢した。
「ふふっ、なんかごめんね(笑)」
「いえ、俺もすみません。」
「…でも、嘘じゃないよ。
目黒と練習以外で居ること無かったからさ。
想像以上に楽しかったから、
ちょっと翔太に嫉妬したかも…(笑)」
「…〜っ…！」
次は俺が崩された番だった。
さっきまであんなに照れてたのに、、
雰囲気のある照明が
余計に舘さんの格好よさを引き立てていて、完敗…。
「そんなこと言われたらいっぱい誘っちゃいますよ…。」
「うん、いつでも言って？ 俺も誘うね。」
「はい、飛んでいきます。」
２人で笑い合って２度目の乾杯をしようとしたときに、
舘さんのスマホから着信を知らせる音が鳴った。
画面を一瞥したあと、電源ボタンを押して
仕切り直そっかと向き直った。
「出なくて大丈夫ですか？」
「うん、今は目黒との時間。」
だから、そう言うところ…。
「計算ならずるいし計算じゃなくてもずるいっす…。」
「なにそれ、目黒ってたまに変なこと言うよね？」
ほら、乾杯。
お酒はちょっとのつもりだったが
お互いにふわふわと楽しくなってしまい、
今まで話したかったことが溢れてくるように、深い時間まで語り明かした。
＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿
自己満で書き進めていますが、いかがでしょうか…
読みにくい点や改善点等あれば
遠慮無くコメントしてください◎
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ニナ(プロフ) - 更新めちゃくちゃ嬉しいです！ありがとうございます！どうかどうか、二人の思いが重なってほしい…涙 (2021年10月5日 23時) (
レス) @page49 id: b294cacc31 (このIDを非表示/違反報告)
無(プロフ) - ニナさん» コメントありがとうございます◎更新に波があって申し訳ありません…ぜひぜひ今後とも楽しんでいただけたら嬉しいです。 (2021年10月5日 23時) (レス) id: 7e11e0c637 (このIDを非表示/違反報告)
無(プロフ) - 魏紫姫 桜描さん» コメントありがとうございます◎！めめだていいですよね〜…作品も供給も是非もっと増えて欲しいですよね、、 (2021年10月5日 23時) (レス) id: 7e11e0c637 (このIDを非表示/違反報告)
ニナ(プロフ) - 初めまして。ものすごく続きを楽しみにしている者です。次の更新、マイペースでもちろん構いませんので、楽しみにしてますね。応援してます！ (2021年9月30日 22時) (レス) id: b294cacc31 (このIDを非表示/違反報告)
魏紫姫 桜描 - 初コメです！俺も，めめだて好きなのでめっちゃ嬉しいです！俺も，めめだての小説書いてるので、読んでみてください！応援してます！ (2021年8月1日 12時) (レス) id: 067498defb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無 | 作成日時：2021年4月19日 21時
