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you side
新しく作ってみた軟膏に救急箱、
あとお疲れの様子の新野先生に薬用酒を。
『よし、忘れ物なし』
籠に全部詰め終わったところで、
カラカラと戸が開いた。
伊作「こんにちは、お迎えに来ましたよ」
伊作が笑顔でやって来た。
うん、相変わらず癒し。
伊作「ん、なんだか今日は重いですね」
伊作は私の手から籠を受け取り、上下に動かす。
『薬用酒の壺が入ってるの。
なんだか新野先生がお疲れの気がして……
伊作も良かったら飲んでみて』
伊作「是非頂きます。……苦くないですか？」
『ちょっと苦いかもね。
前に半助さんも飲んで……くれ、うっ』
胸にずどーんと痛みが走って、
私はその場にうずくまる。
昨日、半助さんと別れてから
彼のことを考えるとこうなる。
伊作「大丈夫ですか、Aさん！」
『うん。だだだ大丈夫よ』
ものすごく動揺しつつ、
ほうっ、と息を整えて立ち上がった。
伊作「それなら良いですけど……そういえば、
今朝から土井先生は出張なんです。
いつ帰るかは聞いてないんですけど」
『えっ、そうなの？！』
思わず大きめの声が出た。
伊作「え、寂しくないんですか？」
不思議そうな顔で尋ねる伊作。
『なな、なんで私が寂しがるの』
伊作「だって、Aさんと土井先生って
仲良しだから」
寂しくないっていったら嘘になる、と思う。
だけど今はあんまり会いたくない、の方が正解だ。
ー半助さんは今までに恋人って……ー
ーあると言えばあるのかなぁ……ー
自分で聞いておいて勝手に傷付いて、
まだ昨日の事を引きずっている。
じゃぁ私は、半助さんにどんな返事を
期待していたのだろう。
今は近付きたくないの。
彼の過去を想像して嫌だと思ったり、
彼の恋が叶わないで欲しいと願ってしまうから。
きっと会えば、近付けば、
好きだと確信してしまうから。
『………寂しいけど、ほっとしてる』
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はな(プロフ) - 舞美さん» 舞美さん、初めまして！読んでくださって、ありがとうございます！！そう言ってもらえて感激です…だいぶキャラ崩れしていると思うんですが、お許しください。これからも更新頑張ります！コメントありがとうございます:) (2021年5月4日 23時) (
レス) id: f70efdef00 (このIDを非表示/違反報告)
舞美(プロフ) - はなさんの作品大好きです｡土井先生といい利吉さんといい、、私徳でございます、、。これからも応援してます！ (2021年5月3日 21時) (レス) id: 762e6989c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はな
| 作成日時：2021年4月18日 15時
