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you side



忍者やってます、Aです。
くの一ってやつですね。


ありがたいことに、
これで生計を立てることができています。


ひとりのんびり、気ままにしているのが
好きだったんですけど。



どこで間違ったのか。





利吉「Aさん、ただいま」



『わぁ!!』




がらりと開いた板戸の音に、飛び起きた。




利吉「こんな明け方にテンション高め」



『ごめんなさい。考え事してたから』



利吉「あぁ、わかりますよ。
  私もいつもAさんのこと考えて……」



『違うよ違うよ』




相変わらずよくわからないことを言うのは、
山田利吉くん。


フリーの売れっ子忍者なんだけれど
忍者の連絡所で知り合っただけなんだけれど




利吉「さぁて!一緒に寝ましょうか!」



『っやだぁああ!』




なぜか私のお気に入りのふかふかお布団は
利吉くんの家に持って来られて、

なぜか私は、ここしばらく
利吉くんの家で寝泊まりしている。




利吉「つれない……」



『意味わかんないよ利吉くん』




少し前、利吉くんと組んで仕事をすることになった。
ビジネスパートナーというらしい。

もちろんそれぞれの仕事もあるし、
大前提として私たちは忍の者だから
お互いの詮索などしない。


そう。私たちは忍者。

今日は友でも明日は敵かもしれない。
情など持ち合わせてはいけないから。




利吉「私は早く会いたかったのに」



『知らない』




私は布団に潜り込んだ。




◆◇



土井「順調ですか?色々」



『そうでもないです』




忍術学園へ寄ってみたら、
土井先生が近くの甘味処へ誘ってくださった。




『どうして一緒に暮らす必要があるのか』




仕事を一緒にする場合に集まれば良いだけ。

それに不思議なことといえば、
以前、利吉くんは
あまり家には帰らないと話していたのに。




『毎日帰ってきます』



土井「へぇ、利吉くんが」




少なくとも、私が在宅中は必ず。


まぁ私が知らないだけで
女の子ともうまく遊んでるのだろうけど。


忙しいのにすごいよね。
仕事と遊びは分ける人だから、
まさか仕事と嘘を吐いて遊びに行くなんて……



いや、私に嘘を吐く必要もないしね。

私は彼のビジネスパートナーなのだし。







土井「彼なりの誠意じゃないですか?」



『……どういうことですか?』

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設定タグ:忍たま , 山田利吉 , RKRN   
作品ジャンル:恋愛
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イリス(プロフ) - 夢主と利吉の関係性も好きだけど、なにより北石さん大好きですwww (2022年12月5日 0時) (レス) @page13 id: af492db464 (このIDを非表示/違反報告)
Saku*no(プロフ) - こんにちはどの作品も利吉さん好き!これからの更新頑張って下さい!! (2022年10月30日 10時) (レス) @page1 id: 39a66916ed (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はな | 作成日時:2022年10月30日 10時

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