【短編集】夢を見た (ページ25)

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MG「Aちゃんのこと気になって見てた。いつもサークルだと笑顔なのに、飲みだと無理してる感じがして」

「あ、そう言うこと。あんまりお酒の味が好きじゃなくて…」

「それに、複数人で話すと話すタイミング逃してずっと聞き役に回っちゃって…いまいち馴染めて無いというか…もう来るの辞めようかな…って」

「え、まじ？」
ミンギくんは真剣な顔して目を見つめてくる。

顔が近くて少し驚いて少し体を引く

「う、うん。お酒好きじゃないから」

MG「待って」

MG「俺がAちゃんともっと話したいから俺のためにも次も来てよ」

「でも、ミンギくんいつも人に囲まれてるけど」

MG「あれはみんなユノ狙いだよ」
ユノくんの周りにいる女の子を指すけど何人かはこちらの様子を伺ってる。きっとあの子達はミンギくん狙いの女の子なんだろうな

「そんなこともなさそうだけど？」

MG「Aちゃんは横でソフドリ飲んでご飯食べて俺と話してくれるだけでいいから。回ってきた酒は俺が飲むから次も来てよ」

「……うん、わかった」
予想外のミンギくんの優しさにぎこちない返事をしてるとフフと目を細めて笑われた

そこからもミンギくんは私の隣に居て、話していく中でミンギくんは経済学部でたまに私の学部の授業にももぐりで来てるらしくその時に話しかけたかったけど、自分のこと認識してるか不安で声掛けなかったらしい…