【短編集】夢を見た (ページ24)

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🦈取り返さなきゃページ24

慣れない飲みの場に来ても毎回愛想笑いだけでやり過ごすのはもう何回目だろうか、

もう、次回から来なくてもいいかもと思いながらグラスに入ったおさけを一気に飲み干す

「お、飲める感じ？」

横に腰をかけると共に話しかけてきたのは、同じ学年のミンギくん
同じ学年とはいっても学部は違うからどんな人か知らないし
サークルでもあまり喋った事ない。

いつもはサークルの中心部でユノくんとミンギくんとセットで居てその周りを女の子で固めてるから私が入る隙もなかったんだ。

「少しだけね…」

MG「そっか、あんまり楽しくなさそうだから酒苦手なのかと思ってた」

「見てたの？」

やっ、あの、いやと焦るミンギくん

私はというと暇そうにぼんやりしていたからさぞアホっぽい表情をしていただろう…と不安になる
明日は何限からで…と時間割を思い出したり課題のことを考えていたというのに。

「や、あの、多分変な顔してただろうから…恥ずかしくて…」

MG「いや、可愛かったよ」

「！？」

ミンギくんは何事も無かったかのように、普通の顔をしてその場にある焼酎を一気飲みする