【短編集】夢を見た (ページ22)

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ヨサンを無理やり付き合わせているのかもしれない…ヨサンはもう、わたしに心が無いのかもしれない

考えたらキリが無い

暫くヨサンから誘われるまで待ってみることにした。

YS「Aは今日はこれで講義終わりだよね？」

「うん」

YS「そっか〜じゃあね」
ヨサンイは引き止めるわけでも無く、何も誘いもくれなかった。

土曜日特に約束もしなかった。ヨサンイは土曜日何するとも聞かれなかった。何もない土曜日

いつもはデートに行く娘が家に居るもんだから母親からは「ヨサンくんにフラれたの？」と揶揄われるけど、今のわたしにその言葉は重たい

スマホを触るけどヨサンからは連絡は来ない。自分が勝手に不安がって更に傷ついて馬鹿みたい…

もう私たち別れた方が良いのかな…
ヨサンイに連絡もしないまま休みは終わって月曜日

たまたまヨサンが見えて、癖で駆け寄るが、近くに女の子が居るところが見えて足を止める。
聞くつもりは無かったのに聞こえてしまう。

『ヨサンくんのことが好きです。付き合ってください』

聞きたく無くてゆっくり離れる
ヨサンイはなんて答えたんだろうか…気になるけど怖くて戻れない
講義室近くのベンチに座ってぐるぐると考える

「なに？まだ倦怠期してんの？」
ウヨンの声が聞こえて、振り向いたら言いたいことがたくさん出てくる。
「してない。」

WY「元気ないじゃん」

「ただ私が勝手に不安になってるだけ…」

WY「へー」
自分から話しかけた癖に興味なさそうにスマホをポチポチと触りだす

「ヨサンイからデートも予定も誘われないから私となんで付き合ってるかわからなくなってきちゃって…ヨサンイがさっき告白されてるのみたら余計に不安になってきちゃって」
話してるうちに涙がこぼれそうになる

WY「へーー、だってよ？ヨサンア。聞こえてたらA棟の2階のベンチまで来いよー」

ウヨンはいつのまにか繋いでいた電話を切って私はプチパニック