【短編集】夢を見た (ページ19)

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🌟暗いところでも見つけて導いてページ19

帰り道街灯が少ない道でスマホの画面を下に向け光を頼りにして歩く

彼氏の家まではあと少し

歩いていると少し先に見慣れた靴が見えて顔を上げれば彼氏のソンファオッパがいた

SH「A危ないからそれ辞めてって言ったよね」

おかえりでもただいまでも無く、少しムスッとした表情

普通の人は怖いって思うんだろうけど、優しいソンファオッパを知ってるわたしは何にも怖くない。

「オッパ！迎えに来てくれたの？」
嬉しくてパタパタと足音を立てて近づくけど、「こら、無視しない」とおでこを押されてハグに待ったをかけられる。

SH「前にも言ったでしょ？夜暗くなったら俺に連絡するか、タクシー使いなって」

SH「歩く時に下向いて足元照らしてたら危ないでしょ？ぶつかるし」

「でもオッパだってわかったよ？？靴でちゃんとわかったもん！」

SH「それはわかったって言わない。じゃ無くて…下向いたままだと人や物にぶつかったり変な人が居たら危ないでしょ？だから今度から迎えにくるまで待つかタクシー乗って来て？」

「だって、歩いて10分もしないよ？オッパに早く会いたいから待てないの。オッパわたしの気持ちもわかって？」

わたしにお説教をするオッパの腕を組んでオッパの家に向かう。