第55話 ページ10
Aside
はぁっ……はぁっ……
うぅ、このコワイナー……激しく、動きすぎ……！
「Aさん！」
私の名前を呼ぶ声が聞こえて思わず反応する。この声は……
「レモネード！」
「Aさん、それに……貴女も。私たちの事を信じてください」
「……へ？」
あの……レモネード、それって一体、どういう……
「輝く乙女の弾ける力、受けてみなさい！プリキュア・レモネード・フラッシュ！」
レモネードは必殺技を使って私たちを縛っていた糸を断ち切ると……
「ひゃぁぁぁぁーっ！！」
「ルテー！！！」
私たちは真っ逆さまに落ちていった。けど、不思議と怖くはない。皆さんがいてくれる、そう思えるだけで……心強いから……！
私は謎生物さんをぎゅっと抱き締める。その時だった。
「大地を揺るがす乙女の怒り、受けてみなさい！プリキュア・ミント・プロテクション！」
「ひゃわわっ……！？」
これって……ミントの使ってる……
「トランポリンみたいルテ……！プリキュアの技って……こんな風にも活用出来たルテ…？！」
ミントの技って、こんな風にも使えたんだ……
落ちていた時の勢いは完全に殺されたけど……ま、まだあとちょっと高さがあって怖い……かも……
「アクア！」
「ええ！ 岩をも砕く乙女の激流、受けてみなさい！プリキュア・アクア・ストリーム！」
えっ、これって……なんだか……
「ウォータースライダー……！？」
水流に流される様にして私たちはなんとか地面に再び足をつけることが出来た。これも全部……皆さんのお陰。
「皆さん、ありがとうございます……！」
遠くから、ドリームが必殺技を放った声が聞こえてきた。
振り向いてみると、さっきまで私の事を振り回していたあのにっくきコワイナーはドリームとルージュ、それに加勢したレモネードに倒された所だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 73人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もにゃか - 星猫さん» 星猫様コメントありがとうございます。今後とも応援して頂けますと幸いです! (2021年3月29日 18時) (
レス) id: 203dc52435 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます！！ (2021年3月29日 7時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もにゃか | 作成日時：2021年3月27日 0時
