第92話 ページ47
Aside
「失礼します」
私たちと演劇部の部長さんの5人で手芸部の部室を訪れた。
「あ、皆さん。何か、良いアイデアが思いついたんですか？！」
こう言いながら駆け寄って来たのはきっと手芸部の部長さん。
「えぇ、少し提案があって……聞いてもらえるかしら？」
秋元さんは、手芸部と演劇部の部長さんを呼ぶと秋元さんが思いついたのであろう考えを二人に話していた。
「──と、いうのはどうかしら？」
「成る程……確かに、それなら文句は無いわ」
「私も、異論は無いです。じゃあ……早速、取り掛かりましょう！」
……なんだか、解決したっぽい？
「秋元さん、どんな提案をしたんですか？」
「えっとね、手芸部は作品発表の会場まで予算が回らないって言ってたから……」
「あ、なるほど！演劇部の舞台衣装を手芸部の作品として発表するんですね！」
なるほど……！じゃあ……
「つまり……作品発表の場所が演劇部の舞台なら手芸部側は会場を作らないで済むし……生地代も演劇部と半分こにできるって事ですね！」
「なるほどね、収まるところに全部収まったって感じかぁ。やるじゃない、こまち」
秋元さん凄いなぁ。やっぱり、年長者っていうのもあるのかもしれないけど。
私だったら、すぐにこんな考え浮かばないもん。
「それじゃあ、次の部活に行きましょう」
秋元さんにそう声をかけられ、私たちは手芸部の部室を後にした。
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もにゃか - 星猫さん» 星猫様コメントありがとうございます。今後とも応援して頂けますと幸いです! (2021年3月29日 18時) (
レス) id: 203dc52435 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます！！ (2021年3月29日 7時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もにゃか | 作成日時：2021年3月27日 0時
