第47話 ページ49
琉々花side
なぜか、私の目の前に現れた冬井さん。その手には……
「……！あたしの手帳、拾ってくれたのね！」
「えぇ、はい……まぁ、そういう事に、なるんですかね」
私の目の前にいる冬井さんは何か気まずい事でもあるのかあたしと目を合わせてはくれない。
……あっ、もしかして……
「あ、そっか。今授業中だもんね。なんで冬井さんが此処にいるのかは分からないけれど……その手帳、あたしのなの。渡してもらえるかしら？」
あたしは冬井さんにそう言った。けれど……
冬井さんは、なぜか手帳を渡してくれない。
「……冬井さん？」
あたしが冬井さんに一歩近づくと、冬井さんは一歩後ずさる。あたし、そんなにこんな顔してるのかしら……？
「……この手帳、返してもいいですけれど……一つだけ、聞きたいことがあります」
「………なぁに？」
謎の緊張感が走る。
冬井さんは……あたしに、何を聞こうとしているのかしら。
「…………先生は、何者なんですか」
その瞬間、風がびゅううと吹き荒れた。
同時に授業終了の合図を告げるチャイムが鳴り響く。下校時間だ。
けれど、今のあたしには不思議とそのチャイムの音は何処か遠くで鳴り響いている音の様だとしか思えなかった。
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シォ - こっそり…再熱しそ (2023年3月20日 16時) (
レス) @page3 id: 0032a8c625 (このIDを非表示/違反報告)
もにゃか - 桜夢さん» コメントありがとうございます。私も個人的に桜夢様の作品を作品を読ませて頂いているのでこの様なコメント頂けて大変嬉しいです。ありがとうございました!! (2021年3月23日 12時) (レス) id: 203dc52435 (このIDを非表示/違反報告)
桜夢(プロフ) - こんにちは、素敵な小説ですね!私も5メンバー大好きなので、これからも楽しみにしています!作者さんのペースで頑張ってください…!! (2021年3月22日 21時) (レス) id: 9717638be3 (このIDを非表示/違反報告)
もにゃか - 星猫さん» ちょっと存じ上げないですね~。 (2021年3月22日 9時) (レス) id: 203dc52435 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - トランスフォーマープライムは知ってます？ (2021年3月22日 7時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もにゃか | 作成日時：2021年3月9日 9時
