私と運命、そして仲間たち【Yes!プリキュア5】

第27話 ページ29

Aside

「はい……！もぐもぐ……実は……はむっ、もぐ……」

「春日野さん、まずは食べてからでも……」

私がそう言うと、春日野さんは口に入っている分の食べ物をゆっくりゆっくり咀嚼して、飲み込んだ。

「ふぅ……はいっ、実は……私、次のお仕事が決まったんです！」

「え！どんなのどんなの！？」

お仕事、と言う単語を聞いて夢原さんは直ぐに春日野さんの話題に食いついていた。私は……そもそも話題についていけない。

「あの……夏木さん、春日野さんって……」

「あぁ、まだ言ってなかったかもね。うらら、テレビに出たりしてるんだよ」

「えっ」

「えへへ……まだまだ駆け出しのひよっ子ですけどね」

春日野さんが……テレビに……

ってことは……

ゆ、有名人とお友達ってこと〜！？

……あ、でもプリキュアの皆さんとお友達ってのも有名人と友達に匹敵する……？

そんな事を考えていた私を現実へと引き戻したのは水無月さんの声だった。

「それで……どんなお仕事なの？うらら」

「えへへ、実は司会をやるんです！今度の日曜日に、遊園地で子供達向けのステージショーをやるんですけれど……春日野うらら、そのステージの司会に抜擢されちゃいました！」

遊園地のステージショー……しかも、春日野さんが司会……

これって、絶対……

楽しくない筈がないじゃん……！！

ちょっと、見に行ってみたいかも。春日野さんが司会をするステージを。

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