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次に渡されたのはバスタオル。
「俺プール入らなかったから濡れてないよ」
またいいのかなって考えちゃって、貰ったまま動かずにいるとフッて笑ったベッキョン君がタオルを広げて膝に掛けてくれる。
別人みたいに優しくしてくれる。
なんで？ 皆んなが寝てるから？
ベッキョン君の行動が謎過ぎて落ち着かない。
一応ちゃんと「ありがとう」とお礼は言って、
それからベッキョン君を見ないですむように窓に持たれかかった。
これが通常のベッキョン君なら、今迄のはなんだったんだろう。頭の中がハテナでいっぱいになる。
もう寝よう、考えても本人しか分からないし。
そう思って目を閉じ掛けた時に、
ベッキョン君が「寒っ」て小さく呟いた。
「ご、ごめんね、これ返す」
私が寒いんだから、ベッキョン君だって寒いに決まってる。
慌ててジャージを脱ごうとしたら「それは着てて」って抑えられる。
「こっちに俺も入っていい？ 」
「え、う、ん……」
膝に掛けられたバスタオルは大きめサイズで余裕で2人の脚を隠す。
私が窓から離れた事で自然にさっきより近付く距離。
おかしいな、今度は胸がドキドキしてきた。
隣にいるのは、キライなビョンベッキョンなのに。
「寒くない？ 」
「う、うん」
「俺まだ寒い」
「えっ、」
「手握っていい？ 」
言葉の意味を理解するのに時間がかかって返事しないでいると、タオルの中で勝手に左手が繋がれた。
さっきから、私の頭の中は「なんで？ 」がどんどん増殖中。
そんな事は知る由もないベッキョン君は、又私に持たれかかってきて、繋いだ手が制服のスカートの上に乗った。
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もにか(プロフ) - mさん» mさんありがとうございます(//∇//) フラグが立たない程度にドキドキをお届け出来るよう頑張ります(^^) (2017年8月8日 9時) (
レス) id: 8278efcdb6 (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - べくちゃーん！やばい！ドキドキしすぎて心臓痛いです！続き楽しみにしてます！ (2017年8月5日 2時) (レス) id: 5210609f12 (このIDを非表示/違反報告)
もにか(プロフ) - ﾙｲさん» ルイさんいつもありがとうございます(//∇//) ドキドキを帰り道に持ってくるか文化祭まで温めるか考え中です(//∇//)くふふ (2017年7月27日 17時) (レス) id: 8278efcdb6 (このIDを非表示/違反報告)
もにか(プロフ) - ららさん» ららさんありがとうございます(//∇//) 好きになって貰えて嬉しい(//∇//)頑張ります！ (2017年7月27日 17時) (レス) id: 8278efcdb6 (このIDを非表示/違反報告)
ﾙｲ(プロフ) - ベク、ジョンデ…ギョンス？なんと羨ましい相関図！！！きゅん要素たっぷりの文化祭楽しみー。死なない程度に小出しでお願いします。取り敢えずこの後の帰り道が……心臓もつかしら？ (2017年7月27日 10時) (レス) id: f4632540c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もにか
| 作成日時：2017年7月16日 23時
