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♯10 ページ10

口に出して

逢いたい

と、言えば言うほど

その気持ちは止められなくなっていく。



3日ぶりに帰宅したマンション。


リビングの電気をつけて


サイドボードに目をやる。


お気に入りの篤人の写真が飾ってる。



笑った顔が好きで

ほとんどが笑顔の写真。


赤のユニフォームの後ろ姿も好きだった。



ソファに座ってぼーっとテレビを見てる。


【帰って来た?】


篤人からのメール。


【ただいま。今、家に着いたよ。】



【俺も今、帰って来た。】






篤「大丈夫?」


パソコンの画面越し

篤人の顔を見ながら話すのは、1週間ぶり。


第一声が

大丈夫?って。



「美麗が、篤人のユニフォーム姿見たいって言ってた。」



篤「美麗ちゃんが?

えー、Aじゃないんだ。」


「写真がある。」



篤「あそう。」


いつもこうだ。


サッカー知らないくせに

篤人のユニフォーム姿は好きで

本当は見たいのに

意地張って、写真でいいって。



でも。



たまには、素直になってもいいよね?



ふぅっと一息ついて

携帯のアドレス帳から電話を掛ける。






「お疲れ様です。櫻井です。


すいません。1週間の休暇を取らせてください。

お願いします。」

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設定タグ:内田篤人 , 恋愛   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:mamico | 作成日時:2014年8月11日 21時

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