♯47 side A ページ47
篤「準備出来たー?」
「待って、まだ!」
さっきからこのやりとり何回してんだよ。
俺、靴はいて何分たった?
「これ!おみやげ忘れたら大変!
篤人、ちょっとこれ持って!」
人使い荒いよ、Aさん。
やっと出発できたのが
結局あれから30分後。
俺の車で静岡に帰ることにした。
「やっぱり篤人の車は乗り心地が違うね。」
なんて、ちょっと楽しそうな顔を見れたら
さっきの30分待ちのイライラは吹っ飛んだ。
寄り道しながら
のんびり帰って来て
まずは、Aを実家に送り届けた。
美麗「篤くん!!」
うわー、美麗が大人になってる…
篤「よっ、美麗。元気か?」
美麗「やっぱり世界の内田篤人は違うね!
あっ、このまえのあれ、ありがとう。
宝物できたー!」
ドイツにAが来たとき
美麗のためにお願いって言われたから
シャルケのユニフォーム姿の写真に
サインをいれてあげた。
親、兄弟、友達
近い人には特に
感謝の気持ちを込めて
出来ることはなんでもしてあげたい。
もちろん
Aにはそれ以上に。
寄ってけば?
って言われて、ご挨拶がてらお邪魔した。
お義父さん、お義母さん
なんて呼ぶ日は来るのかな…?
篤人。
篤ちゃん。
篤人。
篤くん。
この家族も、俺は大好きだから
この先も、大切にします。
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作者名:mamico | 作成日時:2014年8月11日 21時