together (ページ35)

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♯35 ページ35

篤「えっ…今日？

今日はやめようよ。

いや、だって。

嫌だ、無理。

うるさい。

あぁ…でも、いや、無理だって。」

スーパーで買い物をして帰ってきて

まだちょっと夕食までは早いからって

篤人は定位置で音楽を聴きながら漫画を読んで

私は、彼の腰を枕にして

お気に入りの映画を見てた。

テーブルの上にあった篤人の携帯が震えて

「篤人、鳴ってるよ？」

篤「誰？」

「ん？麻也君。」

篤「切っていいよ。」

ぽちっと通話のボタンを押して

はいって渡すと

切っていいって言ったのにってぽそっと言って

足で蹴られた。

電話が終わって

大きなため息をついてる。

篤「これから、麻也来るって。」

「麻也君？

あ、じゃあ、お土産渡せるね。」

ちょっとだるそうにしてる篤人がおもしろくて

「お世話になってるんだから

そういう顔しないの。」

篤「別に今日は来なくていいのに。

ってか、おまえが電話繋ぐから。」

結局、それから1時間くらいして

麻也君が来て

なんだかんだいいながら

楽しそうにしてる二人。

「篤人、ご飯できたけど。」

テーブルに並べてある料理を見て

麻也「からあげじゃん！」

「お前のはない。」

麻「いや、食べたもん勝ち。」

「食わせない。」

がちゃがちゃわーわー二人でやってるけど

楽しそうな顔に

こっちまで笑顔になる。