♯26 ページ26
一通りやることが終わったし
ちょっと外に出て見ようかなって思って
近くの通りを散歩に出て見た。
ゲルゼンキルヒェンの街並みは
すごく素敵で、新鮮な気持ちになった。
緑も多くて、静かなで
篤人がドイツ好きって言うのもよくわかる。
小さな公園があったから
近くのカフェで飲み物を買って
ベンチに座ってちょっと休憩。
小さな男の子が
サッカーボールを蹴って遊んでたり
犬を連れて、公園を散歩してる人がいたり
ベンチに座って本を読んでる人がいたり。
どのくらいここにいたのか
震える携帯が篤人からの着信を表示してて
「もしもし。」
篤「でかけてるの?
俺、家、入れないんだけど(笑)」
「あ、ごめん(笑)
近くの公園にいたの。」
篤「家の近く?
あぁ、あそこか。
じゃあ、そこで待ってて。
今、行くからさ。」
10分くらいしたら
ジャージ姿で歩いてくる。
意外と目立つ…(笑)
「おかえりなさい。」
篤「ただいま。
いないからビビったわ。」
「ごめんね。ボーっとしてた(笑)」
ん。
って、顎でもうちょいそっちに行けってやられて
隣に座ってきた篤人。
篤「はぁー。疲れた。」
「お疲れ様。どうだった?」
篤「まぁまぁかな?」
「あ、昨日はありがとうね?」
篤「何が?」
「なんでもなーい(笑)」
篤「あんなに泣いたの初めて見た。
でもさ、あれだ。
まぁ、頑張りすぎはよくないよ。」
そう言って、頭をぽんぽんってしてくれて。
篤「腹減ったー。
よし!飯、行こう!」
歩き出した篤人を追いかけて、隣に行ったら
そっと手を繋いで
ジャージのポケットに入れてくれた。
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作者名:mamico | 作成日時:2014年8月11日 21時