♯24 side A ページ24
ん…
起きたら、隣に誰もいない。
今何時だ…?
ベッド脇からメガネを取って
リビングに行ったら
「おはよう、篤人!」
キッチンから聞こえる声に
安心感を覚える。
だいぶご機嫌…みたいです(笑)
鼻歌歌ってるし。
朝ごはんを作ってくれてるA。
俺は定位置に行こうとしたけど
なんとなくキッチンに行ってみた。
「どうしたの?」
篤「Aちゃんが寂しいかと思って。」
「あら、ありがとう。」
おっ、素直。
「篤人、今日は?」
篤「練習。8時に家出る。」
「お昼は?」
篤「食べる。」
結局、俺らはそんなに喋らないんだな。
一言会話みたいだけど
ちゃんと理解してくれるから助かる。
篤「うっめ。」
ってか、まぢで腕上げてる。
朝からこんなにバランスいい食事なんて
寮以来じゃん、俺。
ご飯も俺がいつも炊くのより
数倍うめーし。
満足な朝ごはんを食べ終えて
篤「じゃ、行ってくる。」
玄関先でお見送りされる俺。
「いってらっしゃい。
気をつけてね。」
車を出すまで
玄関でお見送りしてくれてるし。
まあこの日の練習が絶好調だったのは
言うまでもないよね。
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作者名:mamico | 作成日時:2014年8月11日 21時