♯17 side A ページ17
なんていうか…
非常に運転しづらい。
篤「おい。見すぎ。」
さっきからじーっと俺の方見てるけど
篤「なによ?」
「え?見てないよ?
気のせいでしょ。」
篤「あっそ。」
だけど
こんな会話でさえ、ちょっと嬉しい。
「篤人、なに一人で笑ってるの?」
篤「なんでもねーよ。
ってか、見てないんだろ?」
「そう?うん、見てるつもりはないんだけどね。
でも、あれだね。
篤人、相変わらずイケメンだね。」
思わぬ爆弾が投下された気がする。
俺、今、顔ゆるゆるでしょうね。
Aも可愛いよ?
思ってるけど、言えないよね。
鼻の下伸ばしてごまかしてみるけど
伸ばしすぎて、麻也みたいにデカくなっちゃう。
「篤人が運転してるの久しぶりに見た。」
篤「Aは?車は?売ってないだろうな?」
「ちゃんと家にあるよ!
あんまり乗らないけど。
篤人いなくなってからは、ほとんど動いてないかも。」
俺が使ってた車をそのまま置いてきた。
ってか、ほとんど
日本にいたときにあった俺の物は
Aの家に置いてあるのかも。
ほら、なんていうか…
余計な虫はつかない方がいいでしょ?
まぁ、こんなこと
直接本人には言わないけどね。
俺、束縛とか独占とかするような
そういうキャラじゃないし。
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作者名:mamico | 作成日時:2014年8月11日 21時