＊俺の裏の顔 ページ26
真田とAが教室から出ていく
成宮「それじゃあ、学校案内してよ」
御幸「別にいいけど」
成宮「それじゃあレッツゴー」
やっぱり真田と一緒に行ったのが気に食わなかったのか
まぁ俺も気に食わないけど
他の男子と一緒にいて、彼氏が怒ってないと思ってるのかなA
御幸「１階は一年生教室な」
成宮「へぇ〜」
御幸「つまんなさそうだな」
成宮「まぁね、案内してもらうならAがよかった」
御幸「俺もなんで鳴のこと案内してんのか、わかんね」
沢村「そこにいるのはキャップ」
「こんにちはって成宮鳴！！」
成宮「なんでフルネーム？」
沢村が大きな声をだして、一年生の鳴のファンが集まってくる
女子「あの成宮さんですか？」
女子「球場に見に行ったときに成宮さんがかっこよくて好きになりました」
成宮「ありがとう」
うわぁ〜
いつもの鳴じゃない
流石、ファンサービスが上手いな
女子「成宮さんは」
成宮「俺の事は名前でいいから」
女子「///////////」
女子は照れてんぞ、鳴
女子「鳴先輩は御幸先輩と仲がいいんですか？」
成宮「俺と一也」
「仲はいいよ。ほら」
鳴は俺と肩を組む
女子「きゃぁぁぁぁぁぁああ」
凄い悲鳴
そんなに驚くか
女子「嫌じゃなければ、写真取ってくれませんか？」
成宮「別にいいよ」
女子「ありがとうございます(泣)」
女子なんて半泣きだぞ
パシャ
女子「ありがとうございます」
成宮「うん、よかった」
沢村「キャップも大変ですね」
「キャップのファン取られますよ」
御幸「俺はファンが欲しくてやってるわけじゃねえの」
「俺には野球と家族とAしかいらねえよ」
沢村「キャップカッコいいですね」
御幸「うっせえ」
「ほら行くぞ、鳴」
成宮「ほ〜い」
「それじゃあ、これからも応援よろしくね」
女子「はい、これからも応援しています。頑張って下さい。鳴先輩」
そのまま一年生の教室を出ていく
そういえば、案内してなくね俺
御幸「鳴も大変だな」
成宮「なに、一也嫉妬してんの？」
御幸「してない」
成宮「一也は素直じゃないんだから」
御幸「うっせえ。俺にはAしかいらねえんだよ」
成宮「ちゃっかりカッコいいこと言っちゃて」
御幸「ほらほら、学校案内続けんぞ」
成宮「待ってよ、一也」
俺にはAしかいらない
これは本当だ
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作者名：サナギ | 作成日時：2021年10月29日 17時
