【ハイキュー】俺の天使に近づいたら、神だろうとコロスヨ？【天童覚】

天使5 ページ5

天童side


「A...A...A...A不足...誰か俺にAをお恵みください...」


あれから1週間。Aとは一度も話していない。


今なら1ヶ月間無人島に漂流している人の気持ちが分かるヨ！！Aがすぐそこにいるのに触れれないもどかしさ！！！！畜生！！！


「天童君、これプリント...」
「ああ！？」
「ヒイッすいませんすいません！！」


あーもうイライラする！！Aは俺以外の男と話しているし！！何なの俺は将来の結婚相手なんだヨ！？！？！(※まだ決まっていない)


もしかして、他に好きな人が出来たとか！？いやいや断じて認めん！！！！もしそうだとしたら相手の存在をこの世から抹消するっっ！！


俺、幼小中とAに全てを注いだんだヨ！！！他の女なんてAと比べたらノミだよノミ！！
Aに意地悪する女がいるもんなら俺がすぐに排除したし、Aに好意を持っている男も俺が排除した。いやん、俺って何ていい男なんだろ！！！


「オイ」
「はああ...」
「バカ覚。聞いてんのかコラ」
「あああ俺のA...ついに幻覚まで...うひょえああ！？！」


「何変な声出してんだよ...キモいな」と何ともキツイことを言われたが、Aが俺に話しかけてくれたという喜びのほうが勝っていた。

ああああああA！！！！神々しい！！君が輝いて見えるよA！！！流石地上に舞い降りし俺の天使！！！



「どどどどどおしたの？俺に何か用？」
「あの、さ。今日、一緒に帰らない？」
「も、もも、ももも、もも勿論ダヨッッッッ！！！一緒に帰ろう絶っっっ対！！！」


思わず立ち上がると勢い余って机とイスがガターンと倒れた。すいませんつく子とイス男くん！！後で君達をくっつけてあげるからそれまで待っててうん！！


「あ、あのさ、」とAが何かを言おうとした時、ちょうど予鈴が鳴ってしまった。何なんだよクッソがッッッッ！！！予鈴なんかよりAの言うことのほうがよっぽど大事だろーが！！！！予鈴恨むマジ。



あああてかさっきのA、耳に髪の毛かけてる姿、あれは美しすぎて直視出来なかったなあ。ちょっとうつむいていたケド俺のカッコ良さにドキドキして直視出来なかったんだよネ！！あああ本当可愛い。


「天童、早く座れー」
「センセー、今日はずっとAをガン見してていいですかー？」
「天童ー、お前廊下立ってろ」

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