天使26 ページ32
瀬見side
真中が「ねえ。さっきから何話してんの?うるさいんだけど」と問いかける。
おいやめろ今来たらお前の身が危ねえいやマジでおい真中ァァアア!!!!
俺は「えっとぉ、真中」と彼女を呼ぶ。
「なに?」と俺に目を向ける彼女に聞いた。
「どこまで聞いてた?」「や。そこまで聞いてねぇけど....、」ひとまずホッとする。
だがそんな安心はすぐに崩れ去る。
「なんか、襲ってもいいとか、誘惑、とか覚の声は聞こえたけど、それ以外はあんま....」
「あ、あと私の名前も呼んでたよね」と付け足す真中。
おいそれ一番聞こえちゃダメなとこ。天童てめえアホかアホだったな。ああもう取り返しのつかねえアホだお前は。
というか天童。お前はいつまで固まっているつもりだ殺すぞ。
俺一人にこんな何も知らねえ子供みたいな奴の相手させるつもりかテメェふざけんな。
「おい覚。何固まってんだ。これから部活始まるって時に」
真中の声で天童はハッとして、目の前の真中を見た瞬間、「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”Aすきいいい、」と愛の告白をした。
うん。ひとまず言わせろ。何言ってんだお前???ん??
これには天童大好きな真中も「え、何言ってんのお前」と俺と同じ気持ちらしい。
いつもなら照れている場面なんだけどな....こんなに、は?って感じの表情を見せる真中初めて見た。
天童はそんな真中を見て、弁解するワケでも、誤魔化すワケでもなく
「そんな軽蔑するような顔のAも可愛い好きィ!!もう俺以外に笑顔振りまかないで喋らないでつーかその半袖短パンやめて!あとポニーテールも!Aの生脚と腕と首筋が野郎共の目に入っちゃうデショ!!このお馬鹿ちゃんめ!」
開 き 直 っ た 。
「テメェが馬鹿だ馬鹿!!!!」
俺は天童の頭を叩く。
「いだっ!?ちょ、英太クン、俺の脳細胞どんだけ殺したいの!?」と声を上げる天童。
俺はそれに「お前のイカレ具合が収まるまで」と返す。
「酷いヨ!俺に対する扱い雑すぎ!!大体、俺のどこがイカレてんのさあ!!至って俺は正常だし!」
「お前が正常になったら世界終わるわ!!」
「じゃあ正常になれないじゃん!!」
ギャーギャー騒ぐ俺達を見た真中は、「.....アホらし」と踵を返してしまった。
え、さっきの発言に引いたりとかしねえの?「俺いっつもああいうこと言っているからねー!」テメェちょっと黙っとけ。
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ゆら - 面白かったっっ!!!! (2023年3月22日 2時) (レス) @page37 id: 128d2ab25d (このIDを非表示/違反報告)
井上織姫 - 面白いです!!! (2020年7月23日 17時) (レス) id: ea533c7bde (このIDを非表示/違反報告)
井上織姫 - すごい (2020年7月23日 17時) (レス) id: ea533c7bde (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラ好きの人間。(プロフ) - ひろみさん» 返信が遅れて本当に申し訳ございません!!あと、コメントありがとうございます!更新も何とか頑張っていこうと思います! (2018年4月28日 5時) (レス) id: 841557aa5a (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラ好きの人間。(プロフ) - となりの山田さん» 返信が遅れて誠に申し訳ありませんでした!!なかなか更新出来ず、本当に申し訳ございません!そのうち必ず更新したいと思っているので、この作品をよろしくお願いします! (2018年4月28日 5時) (レス) id: 841557aa5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゴリラ好きの人間。 | 作成日時:2016年4月6日 14時