【ハイキュー】俺の天使に近づいたら、神だろうとコロスヨ？【天童覚】

天使2 ページ2

天童side


俺とAは幼馴染ってヤツだ。
小さい時からずーっと一緒に遊んでいた。


小さい時は「覚くん！」と君付けで呼んでくれていたが、小学校中学年になると「覚」に変わってしまった。まあ覚でも覚くんでも可愛いからどっちでもいいんだケドネ！！！！


そんなある日。俺は「妖怪」と呼ばれていじめられていた。
俺は全然気にしていなかったんだけど、これにAはすんごく怒ってくれた。


「覚のこと妖怪って言うなっっ！！！覚は妖怪なんかじゃない！！そんなこと言うお前らのほうが妖怪だ！！！！えい！妖怪退治！！！」


そう言って俺をいじめていた男子達に向かって砂をかけて追っ払ってくれた。
そのせいで「砂かけババア」なんてあだ名がつけられたけど、俺がすぐそんなあだ名無くしてやった。
砂かけババア？天使の間違いだろ。


「A〜寝癖ついてるヨ〜」
「ん...別にこのくらい良い」


手をしっかり繋いで学校に向かう。俺、Aと一緒に過ごす時間が一番幸せ。
いや本当、Aといるだけで邪悪な空気だとかそういうのが全て浄化されるよネ。

流石俺のA！！！早く結婚しよう！！


「A危ない！！！！」
「うわっ」


俺が幸せに浸っていると、車が物凄いスピードで走ってきた。


オイ車。ナンバーはきっちり俺の頭の中に叩き込んだからな、Aが轢かれてたらどうしてくれんだ。

もしAが死んだら俺はきっと発狂死してしまうと思う。でも天国で一緒になれるんならそれもいいかもネ！！


前にそう言ったらガチで引かれたからもう言わないけど！



そのとき、Aが制服の裾を引っ張ってきた。
そんな動作も可愛いなあ、と思いながら「どした？」とAを見る。


「覚、あ....ありがと」
「ンンンンンン....！！」


あ、今天使が舞い降りた(真顔)
A君はどうしてそんなに可愛いのおおおおっ！？！可笑しい！！その可愛さは可笑しい！！


きっとその可愛さで戦争終わらせられるヨ！？でも俺以外の男がAの可愛さに気づいちゃうからダメ、ゼッタイ。



固まっている俺を見て「大丈夫？熱でもあんの？」と額に手を当ててきたA。

もおおお上目遣いとかメッッッッ！！！！俺の理性危ういからメッッッッ！！！


「だ、だだだだだ、だだだ、だ大丈夫だヨ。早く結婚式場、あ違った、学校に行こっ？」
「？うん」


首コテンやめろ！！！！鼻血出ちゃうから！！！

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