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それは、本当に何でもない日のことだった。
その日も忙しくて、いつも通り残業をして仕事を片付けていた。
ある程度片付いたところで、キリがないので帰宅しようと思い、席を立ち上がる。
広「A、今帰り？」
タイミング良く広瀬くんがオフィスに入ってきた。
あの視線を未だ感じていたため、また驚いてしまって内心心臓がバクバクだったけれど、冷静を装って返事をする。
『うん、今ちょうど終わったの。広瀬くんは？』
広「俺はあとこれちょっとまとめたら終わり。すぐ終わるし一緒に帰る？ …とか彼氏持ちに言っちゃ悪いよな」
『あはは。お気遣いありがとう。じゃあ先に帰るね、お疲れ様』
広「うん、お疲れ〜」
このとき、広瀬くんと一緒に帰っていれば、きっとあんなことは起こらなかった。
今更後悔しても遅いのだけれど。
一人で夜道を歩く。
うちの会社はオフィス街から少し離れたところにあるので、人通りはあまり多くない。
『わ、もう23時か…』
おまけにこんな時間ということもあって、周りに人はいなかった。
いや、正確には気付かないだけでいたのだ。
視線も気になるし、急いで帰ろうと思い早足で歩き始めようとしたそのとき。
グイッと腕が強く引っ張られて、倒れ込んだ。
そこは、ビルとビルの間の真っ暗な小道。
そして目の前にいるのは、全く知らない男二人。
恐怖で声も出ず、全身がブルブルと震えた。
今まで感じていた視線の主は、この人たちだったの…？
恐怖に怯える私に視線も向けず、二人で何かを話している。
そして、その会話の中で衝撃的な単語が聞こえた。
―――「こいつが"キヨの女"？」
この人たちは、キヨさんのことを、知っているの？
私とキヨさんの関係を知っているの？
一体誰なの？ どうして？ なんで？
困惑している私にようやく目を向けた二人は、ニヤッと笑う。
そして、座り込んでいる私の目の前にしゃがみこんで、こう言った。
「大丈夫、すぐ終わるよ。気持ち良くなれるから」
その言葉の意味を、混乱してる私でも理解出来た。
私の体に手を伸ばす男。座り込んでいた私を押し倒して、服に手をかける。
やだ。気持ちが悪い。やだ。助けて。助けて。
……頭に思い浮かぶのは、キヨさんのことばかりだった。
懸命に抵抗しても、男二人がかりには勝てない。
ああ、もうダメだ。
そんなときだった。
「おい！ なにやってんだよ！」
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みやこ(プロフ) - Hisui4029802011さん» Hisui4029802011様、コメントとリクエストありがとうございます☺️初めての作品が私のもので楽しんで頂けたのなら嬉しいです✨これからも頑張ります！リクエストの方は番外編の方で書けるものから書かせて頂きますので、お待ち頂けますと幸いです♪ (2022年1月10日 12時) (
レス) id: 49dadc6dbe (このIDを非表示/違反報告)
Hisui4029802011(プロフ) - 実は私が1番最初に読んだキヨの夢小説はこれなんです!!!!!!みやこさんこれからも頑張ってください！！そしてリクエストなんですが番外編でバレンタインや夢主ちゃんの誕生日、(キヨの誕生日)などその辺のお話が見たいです!!お願いします (2022年1月9日 19時) (レス) @page48 id: 0a62372466 (このIDを非表示/違反報告)
みやこ(プロフ) - ふて寝さん» ふて寝様、初めまして。作者のみやこです。初めてのコメントを頂けてすごくすごく嬉しくて、朝から感動しております…！お気遣いまでありがとうございます(;_;)本日中に続編公開予定ですので、ぜひお付き合い頂ければ幸いです✨宜しくお願いします！ (2021年12月28日 8時) (レス) id: 49dadc6dbe (このIDを非表示/違反報告)
ふて寝(プロフ) - うわあああああ、めちゃくちゃ泣きました、、😭こんなに素敵な作品作れるのすごいです…続き楽しみにしています😌お無理なさらず！ (2021年12月27日 11時) (レス) @page47 id: 7d0cce2898 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みやこ | 作成日時：2021年12月19日 23時
