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必死にキヨを説得して、とりあえず座ってもらうことが出来た。


けれど彼はとにかく責任を感じているようで、暗く重たい空気がその場に漂っていた。



やだ、キヨは動画外では静かだとよく聞くけれど、こういう静かさじゃないでしょ。


私のせいで、キヨが責任感じて落ち込んでる。やだ。



『ほんとに責任感じないでください! 私生きてるし、腕の骨折くらい普通に生活しててもありえるし。
それにライトが落ちてきて、キヨ…さんはそれを避けようとしたら落ちてしまっただけですよね? むしろキヨさんに怪我なくて良かったです! むしろ私ナイス!って感じで…』



私がいくら元気に言葉を述べても、キヨの顔は一向に明るくならない。


もう、なんなの。なんで私、推しを悲しませてるの?


自分を責めたいのはこっちの方だ。私が落ちてきたキヨをキャッチして、無傷でいられればこんなことにはならなかったのに。いや、そんなこと無理なんだけど…。


私があの場にいなかったら、キヨを悲しませるのは私じゃなかったのかな。でも私がいなかったらキヨが怪我してた可能性あるし。


ああ、もう。


色んな考えがぐちゃぐちゃになって、ついに堰を切ったように涙がぶわっと溢れてきた。



『うわああん!もうやめてくださいー!私が推しのために働きたいとか、あわよくば少しでもキヨのこと見れないかなとか不純な動機でスタッフやってたのが悪いんですー!』



キ「えっ、推し…え? ちょ、泣かないで…」



突然怪獣のように泣き出した私を見て焦るキヨ。泣き声を聞いて慌てて駆けつける看護師さん。


そんな看護師さんに、慌てて状況を説明するキヨ。



未だに夢かもって疑いが消えないんだけど、本当にこれは現実?


そんなこと思いながら、溜まっていた涙を出し切るかのように私は泣き続けた。

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みやこ(プロフ) - きょちゃちゃさん» きょちゃちゃ様、コメントありがとうございます( ¨̮ )不定期更新にはなりますが頑張ります!楽しんでお読み頂けると幸いです☺︎︎︎︎ (2022年12月17日 23時) (レス) id: 49dadc6dbe (このIDを非表示/違反報告)
きょちゃちゃ - んんっ...続きがめっちゃ気になります...!更新楽しみにまってます! (2022年12月9日 9時) (レス) @page22 id: a2b9d0ac16 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みやこ | 作成日時:2022年10月7日 14時

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