混沌と確信 ページ2
昼に1時間程スタジオを離れただけやった。
リチャくんは仕事、晶哉とこじけんは外食、俺と誠也くんもランチに。
スタジオに残ってたのは正門だけなはず。
そしてそのまっさんの姿は見当たらず、代わりかのようにいるのは5歳くらいの少年...
福「...いやいやいや、流石に、なわけないやん？」
色んな意味でヤバいことが思い浮かばざるを得ないけど...
ぼそっと呟くと、漸く人がいることに気付いたのか、俯いてた少年が寝ぼけ眼でこちらをゆっくりと向いた。
あんまり自分のこと話さへんし、小さい頃の写真とかも、そんなに見た事ない。
でも、わかる、この既視感。信じられへんけど。
福「...」
？「...おにいさん、だぁれ？」
いやこいつこんな声高かってん？誠也くんやん。
福「福本大晴やで。君は？」
？「...り」
福「ん？」
？「まさかどよしのり...」
疑惑が確信になってしまった...
まっさん(推定5歳)も今の状況がようわかっとらんのやろう。周りをキョロキョロ見渡して、今にも不安で泣きそうな表情を浮かべた。
あかん、待って、俺こんなちっさい子に泣かれてもどうしてええかわからんねんけど。
お願い泣かんといてや...
あ、そうや。あれあるやん。
福「なぁなぁ、見とってな？」
そう言うとまっさんはこっちをじっと見つめてくれた。
よし...
福「一発ギャグやりまーす！痛ぁっ！痛いたいたいた俺大晴！」
正「きゃは！」
よかった、めっちゃウケとる。しかもキャッキャしとるチビ正門めっちゃかわええ。
自分がギャガーでよかった。マジで安心した。
正「おにいさんおもろいね！なぁなぁ、もっとやってや」
福「ええよ、見とけや？せーの、ワイパー」
正「あはは！」
そんなこんなで10分くらいずっとギャグさせられとった。流石に疲れた...
しかも、終わり方は...
正「おにいさん飽きた〜おもろかったんやけどな、ねむい...」
いやいや、自由か。
保育士さんとかママさんとか、ほんまに尊敬するわ。
ここまでで得た情報は、彼は5歳で、よしくんって呼んで欲しいらしいことと、俺らの事は覚えてない、要は、5歳の頃の記憶、精神状態で止まってるらしい。
まぁなんとか馴染んではきたけど、どうしよ、この状況。
てか誠也くん遅ない！？すぐ戻るって言うたやん！！
こじけんと晶哉も全然帰ってけーへんし。
どないしよ、そろそろ助けてくれや...
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美月(プロフ) - みこさん» 読んで頂きありがとうございます！とにかく正門くんの幼少姿と、それに翻弄される大晴くんが見たくて書いちゃいました🤣完結までとても長い道のりですが、お付き合い頂けると幸いです♡ (2022年9月29日 20時) (
レス) id: 62d7de10ca (このIDを非表示/違反報告)
みこ - お話めっちゃ可愛いくて好きです！！ちっさいまさかどくん可愛いです♡♡ (2022年9月28日 21時) (レス) @page3 id: a2c0baccb9 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - 湯草さん» すみません！気付きませんでした...修正致しました。ありがとうございます！ (2022年9月28日 12時) (レス) id: 62d7de10ca (このIDを非表示/違反報告)
湯草(プロフ) - おりふら立ってますよ (2022年9月27日 20時) (レス) id: b6be8fe32c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美月 | 作成日時：2022年9月26日 20時
