副主将だからなんだってんだ【赤葦京治】 (ページ11)

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意外にもページ11

赤葦「ちょっと待って。」

『な………なななななななんでしょうか？』

赤葦「さっきなんで顔隠してたの。」

赤葦さんが恐いからです。とは言えない。

とりあえず、適当な理由で乗りきろう！

『………えっと…先輩ばかりでちょっと恐くて……あと赤葦さんは私の事が嫌いだと思うので、顔を見せないようにしました。』

赤葦「それって本当？」

赤葦「………嘘…ついてるよね。」

『え』

なんでバレたの？

『………どうして…ですか……』

赤葦「だってAって俺の事恐がってるでしょ。しかも木兎さんとも黒尾さんとも仲いいしね。」

赤葦「間違ってる？」

『……い、いえ。……間違って……ないです……』

恐くてギュッと目を瞑る。

しかし、私に飛んできたのは、暴言でも、命令でもなく、

優しい大きな手だった。

その手は私の頭を優しく撫でている。

赤葦「そう思ってんならごめん。まあAが俺の事恐がってるのは別にいいけど俺はAのこと嫌ってないよ。」

赤葦「じゃあ俺風呂行ってくるから。」

この後口が閉まらなくなりました。