《３》ビタースウィート（R.Y） (ページ1)

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最終話ページ1

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「A～、あんまりはしゃぐと危ねぇぞ！」

『わかってるってぇ～きっもちぃ～！！』

あれから一年後、

涼介の新店舗も大盛況に始まり、

私たちも無事に結婚を迎えた。

涼介が連れていってくれると約束した

あの海外ビーチに今、

こうして2人で新婚旅行で来ることもできた。

『ねぇねぇ、幸せ？』

「ん？そりゃぁ、、そうだな。」

木の木陰で椅子に座って
そんな会話をする。

「Aは？、、、俺で良かったのか？」

『もちろんっ

私は今が一番幸せだから！』

「そか、」

『それに、、、』

「それに？」

この日にサプライズで
言おうと思っていたこと。

『、、新しい家族。お腹の中に一人居ますっ』

「えっ、」

『来年、涼介パパになるんだよ？』

「えーっ！？まじ！？」

よっしゃぁぁぁ！！って
叫びながらガッツポーズをする仕草に
決まって愛おしさを感じる。

「A、」

ギュ、

お腹を優しくさすりながら
抱き締めてくれる涼介に身を委ねる。

「この子も、Aも、俺が守るから。」

『うん。私だって、涼介を守るよ？』

「、、、、愛してる。」

『私も。愛してる。』

幸せって、
思いもよらないことから
やってくるもの。

苦い苦い最悪な出会いでも
こうして甘く、愛しく、儚くなる。

私は一生、
あなたに添い遂げることを、、

ここに誓います。

出会ってくれて、

愛してくれて、

心からありがとう。

fin.