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、
『え！？、、有岡さん！？』
「こんばんは。」
なんで！？
『ね、真ちゃん、
もしかして、芸能人の貸し切り！？
ダメだよ！私帰らなきゃ！』
「A、落ち着けって。
今日はもう有岡くんしか来ないから。」
『でもっ』
「しかも、お前は会ったからって
周りに言いふらす奴じゃないだろ？」
『そうだけどっ、』
「あのっ！
、、迷惑じゃなければ、隣、いいですか？」
遠慮がちに聞いてくる有岡さん。
『あ、はい！どうぞっ』
急いで椅子を引く。
「お邪魔します。」
「はい、こちらどうぞ。
俺からのサービスです。」
「うわ、ありがとうございます！」
有岡さんに私と同じワインが出される。
「A、さん。ですよね？」
『あっはい！如月Aです。』
「俺、有岡大貴です。
今日は僕が真さんに頼んで
Aさんを呼んでもらったんです。
この前のお礼がしたくて。
この前はありがとうございました。」
深々と頭を下げる彼に
イマイチ現状が把握できないでいると、
「俺のこと、芸能人だって、
ちょっと気が引けちゃいます、よね？」
不安そうに顔色を伺ってくる有岡さん。
一生懸命に伝えようとしてくれる姿に
私もちゃんとしなきゃって気持ちになった。
『ごめんなさい。
私、確かに有岡さんを芸能人だからって
括っていました。
そうしていないつもりだったんですけどね。
でも、失礼でしたね。ごめんなさい。』
「え、」
『わざわざこんな場を設けてくれて、
ありがとうございます。
あの時は、
ただ助けたいって私の勝手な判断だったんです。
だけど、
それが有岡さんの為になっていたんだったら、
、、、、良かった。』
「、っ！」
私の返しに
固まっている有岡さん。
変なこと言っちゃったかな？
『あの、？』
「あっ！すみません、
本当に、ありがとうございます。
今日は、
ちゃんと会って伝えることが出来て良かったです。
、、心残りだったから。」
ホントに、優しい誠実な人。
ここで気遣って帰る方が失礼なのかも。
そう思えてきたら自然と吹っ切れていた。
『私も、会えて良かった。
じゃあ、今日は飲んじゃおう！』
ぐっと彼にグラスを向けて乾杯を仰いだ。
「はい、！」
それを見てニカッと太陽のように
笑顔で応えてくれた有岡くん。
「『乾杯、』」
完全にここから変な壁がなくなった私たちは
時間を忘れたようにお互いの話をした。
有岡さんの人となりを知れた日だった。
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プリン姫(プロフ) - ことなさん» 読んでいただきありがとうございます！作製中ですので、更新楽しみにしていてください。頑張ります！ (2019年5月26日 21時) (
レス) id: 9cc564a9cd (このIDを非表示/違反報告)
ことな - すっごくドッキ！としていつまでも見ていられます！ (2019年5月25日 17時) (レス) id: 3cbf90e97f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：プリン姫
| 作成日時：2019年4月28日 23時
