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『追っては来てないみたい。』



店内の窓から目を凝らしながら
さっきの子達が追ってきてないことを確認する。



「お前、刑事かよ。
、、有岡さん、大丈夫?
A、足速かったでしょ?」


後ろから真ちゃんの笑い声が聞こえる。



「いやぁ〜、、
俺、普段鍛えてるんですけど、
確かにこんなに疲れるとは思わなかったです。
彼女、そんなに息上がってないみたいだし。」

「あいつ、運動神経だけは良いんだよね。
ごめんね、逆に目立ったかもね?」

「あはは、そっすね。」


『ちょっと、変なこと言わないでよ〜』



真ちゃんにこれ以上
変なことを吹き込まれたくなくて
2人の元に近寄ると、


ガタンッ

と、急に立ち上がる有岡さん。




やっぱり、強引に連れてきたから
軽蔑してるかもしれない。


『ご、ごめんね?
あの子達より、私の方が不審だよね。
大丈夫、すぐ帰るし、
ここに居ることも言わない。
だから、安心して下さい。』


「そんなんじゃないです!
俺、こんな対応初めてでっ、、!!
そのっ、、、えと、、」


何かを言いたそうな感じ。
でも、彼も忙しいだろうし、
山田くんとも合流しないといけないかもしれない。
だから、あまり彼を困らせたくなかった。


『いえ、確信が無かったんですけど、
困ってるかなって。
そんなこと考えてたら
頭より体が動いちゃって。
、、でも、助けてあげられたのなら良かったです!』



ただ、


今日は最悪の事態を免れたことが嬉しくて
ホッとした。


「!、」


『じゃあ、ゆっくりしてね?
山田くん、と来てたんですよね?
彼も近くに居るなら
ここで合流してしばらく潜めてるといいですよ。
真ちゃんのことは、信じていいですから。
じゃぁ、私はこれで。
真ちゃん、あとはよろしくね?』

「おう、わかった。」

「あ、ちょっ、と!」


『ここのお酒、美味しいですから。
疲れを癒して帰ってください。
応援してます。』




有岡さんに軽蔑されないように
出来るだけ物腰柔らかく。
しっかり一礼をしてその場を後にした。









まさか、こんな日があるなんて
思ってもなかったなぁ。




『さぶ、』




完全に酔いが覚めた体には
夜風が少し肌寒く感じた。






これが、
私と有岡大貴の出会いだった。

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設定タグ:Hey!Say!JUMP , 有岡大貴   
作品ジャンル:恋愛
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プリン姫(プロフ) - ことなさん» 読んでいただきありがとうございます!作製中ですので、更新楽しみにしていてください。頑張ります! (2019年5月26日 21時) (レス) id: 9cc564a9cd (このIDを非表示/違反報告)
ことな - すっごくドッキ!としていつまでも見ていられます! (2019年5月25日 17時) (レス) id: 3cbf90e97f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:プリン姫 | 作成日時:2019年4月28日 23時

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