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定時を過ぎて
作業をしていたらあっという間に夜。
『ふぅ、』
やっと落ち着いた所で、
しばらく見ることのないこの翔北を
目に焼き付けるために散歩することにした。
処置室、ICU、HCU、ヘリポート
診察室、オペ室
どこも思い入れのある場所。
次戻る時はもっと成長してくるね。
そう決意を胸に控え室に戻った。
、
『っうぉ、』
「、、居たのか。」
控え室の雰囲気に浸っていると
突如現れたのは藍沢。
『当直？』
「まぁそんなとこだ。」
聴診器をまとめながら
席に着く彼を横目に
皆んなのデスクを見渡す。
「、、お前は残業か？」
『えっあぁ、うん、そんなとこ。』
つい、
藍沢と同じ返答になってしまう。
藍沢ともしばらく会えないし。
、、向こうに行ってる間に、
忘れられるようになる、、よね。
自然と島の皆んなとの集合写真を片手に
見つめていた。
「、、いつになる。」
『ん？何が、？』
藍沢を向くとバチッと目線が重なる。
「救命に戻る目処は立ってるのか？」
『あぁ、、、、ううん。
やれる所までやって、、決める。』
「、そうか。」
シン、と沈黙の間。
前は嫌いだったけど、
今は、この空気感は嫌いじゃない。
むしろ、心地良い。
また写真に目を移す。
『皆んなのこと、よろしくね？』
「、、、わかってる。」
『藍沢たちの手で、
たくさんの患者さんを救ってね？』
「、、あぁ。」
『フェローには、優しく、だよ？』
「、おい。」
『何、？』
出そうになる涙を見せまいと
藍沢には目を向けず返事をした。
「、、、ホントに戻ってくるよな、？」
『っ、』
一番気付かれたくない人に
バレるのは困る。
必死で涙を我慢して振る舞う。
『もぉ、何言っちゃってんの！
当たり前じゃんっ！
まぁ、会える頻度は確かに減るけど、
ちゃんとここの医師として働く！』
ニカッと最大限の笑顔を向ける。
「、、、、。」
じっ、と私の目を見据えるような
真っ直ぐな目。
そんな目で見ないで。
我慢出来なくなるじゃん。
『さっ！帰ろうかな！
遅くならないうちに終わらせなよっ？』
写真をポケットに入れて
バッグを持つ。
『じゃ、お疲れっ。』
「、、、、。」
藍沢、、
あなたは私に色んな気持ち、感情を
与えてくれた。
そして、現場での刺激もいっぱい貰った。
ありがとう。
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プリン姫(プロフ) - マナさん» こんばんは。読んでいただきありがとうございます！えぇ！！私の作品でそう思ってもらえて嬉しいです★楽しみにしています(^^) (2022年2月2日 23時) (
レス) id: 23de55825a (このIDを非表示/違反報告)
マナ - プリン姫さん» 私この話を読んで私なりに挑戦を考えてまして…よろしければ作品を参考させていただいていいですか？ (2022年2月1日 20時) (レス) id: 31208af7de (このIDを非表示/違反報告)
プリン姫(プロフ) - takalovetomoさん» はじめまして。わぁコメント嬉しいです！拙い小説ですが、ぜひ一つの楽しみとして堪能していただけたら嬉しいです。お気遣いまでありがとうございます。よろしくお願い致します。 (2021年7月25日 21時) (レス) id: 23de55825a (このIDを非表示/違反報告)
takalovetomo(プロフ) - 初めまして､コードブルー大好きなので作品読ませて頂きました｡次の短編集楽しみにしています!勿論プリン姫さんのペースで大丈夫ですので待ってますね! (2021年7月25日 21時) (レス) id: eee3582af5 (このIDを非表示/違反報告)
プリン姫(プロフ) - 陽愛さん» 有難うございます。お気遣いいただき、大変嬉しいです。私のペースで待っていただけるようでしたら、しっかりと考えて執筆していきたいと思います(^^)日頃から見ていただきありがとうございます！！ (2020年11月29日 22時) (レス) id: 23de55825a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：プリン姫
| 作成日時：2017年8月27日 23時
