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「お疲れ様です。」
『あっ、うん。お疲れ様。』
ステーションに行くと作業する名取くんが居た。
『今日ヘリ担なんだ？』
「はい。
Aさんとが良かったなぁ。」
『何言っちゃってんのっ。』
名取くんの向かいに座って
書類整理をする。
「ふふっ元気出たんですね？」
『、、昨日はごめんね？ありがとう。』
敢えて目は合わせず作業をしながら話す。
「俺は最高の夜、、でしたよ？」
『っ！もうっ名取くんっ、！』
「やっとこっち見てくれた。」
ニッコリ笑う彼にペースを掴まれる。
『ちょ、ちょっと！
からかうのやめてよね？』
「すみません、でもホントの事だから。」
２人で話していると
藍沢がステーションに入ってきた。
『っ！
じゃ、じゃあ私ちょっと患者さんに
呼ばれてるから行くね？』
「、、はい、。」
藍沢と一緒の空気に耐えれなくて
その場を離れた。
、
コンコン、
「はい、」
『奏ちゃん？』
「あっ、A先生、、。」
『お邪魔しても、いい？』
「はい、」
まだ少し時間もあったし、
新海先生に頼まれてたから
とりあえず久々に会いに来てみた。
『調子は、どう？』
「、、、、。」
震える自分の手を見つめ黙り込む彼女。
ゆっくり近づいてそばにある椅子に腰掛ける。
「藍沢先生が、私との約束破ったの。」
それから自分の言葉で
ポツリポツリと話し出した彼女。
私はとりあえず、
彼女の闇を知りたくて耳を傾けた。
とにかく彼女の
心の闇とその深さはすごくて。
何よりもあの日、
藍沢が奏ちゃんのオペを最後まで
してなかったことは初めて知った。
「だから、許せない。
藍沢先生、酷すぎる。」
冷めた目で話す彼女。
あぁ、彼女にとってピアノは命より大切で、
藍沢への信頼はすごく厚かったんだなって
改めて感じた。
「藍沢先生のこともう信用出来ない。」
震える手を握りむ。
『奏ちゃん、』
そっと手に触れて語りかけた。
『藍沢先生が約束を破ったこと、
私からも謝る。ごめんね？
、、、でもね？
彼は、あなたの命が大切だったの。
奏ちゃんにとっては
命より大切なものって
ピアノかもしれないけど、
藍沢先生や家族、私だってそう。
ピアノより何よりも
奏ちゃん自身の命が大切なの。
あなたの存在が、
私たちには幸せなことなの。
、、、生きていてくれて、ありがとう。』
「っ！、、、」
彼女の頬から一筋の涙がこぼれた。
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プリン姫(プロフ) - マナさん» こんばんは。読んでいただきありがとうございます！えぇ！！私の作品でそう思ってもらえて嬉しいです★楽しみにしています(^^) (2022年2月2日 23時) (
レス) id: 23de55825a (このIDを非表示/違反報告)
マナ - プリン姫さん» 私この話を読んで私なりに挑戦を考えてまして…よろしければ作品を参考させていただいていいですか？ (2022年2月1日 20時) (レス) id: 31208af7de (このIDを非表示/違反報告)
プリン姫(プロフ) - takalovetomoさん» はじめまして。わぁコメント嬉しいです！拙い小説ですが、ぜひ一つの楽しみとして堪能していただけたら嬉しいです。お気遣いまでありがとうございます。よろしくお願い致します。 (2021年7月25日 21時) (レス) id: 23de55825a (このIDを非表示/違反報告)
takalovetomo(プロフ) - 初めまして､コードブルー大好きなので作品読ませて頂きました｡次の短編集楽しみにしています!勿論プリン姫さんのペースで大丈夫ですので待ってますね! (2021年7月25日 21時) (レス) id: eee3582af5 (このIDを非表示/違反報告)
プリン姫(プロフ) - 陽愛さん» 有難うございます。お気遣いいただき、大変嬉しいです。私のペースで待っていただけるようでしたら、しっかりと考えて執筆していきたいと思います(^^)日頃から見ていただきありがとうございます！！ (2020年11月29日 22時) (レス) id: 23de55825a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：プリン姫
| 作成日時：2017年8月27日 23時
