10 名取side ページ10
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ふぁ〜あ。
今日の七夕祭りの事故、
ほんとヤバかったな。
肩首が疲れていて、
首を鳴らしながら病院を後にする。
と、
１人の女の人が大きなキャリーバッグを引き、
電話しながら前を横切って行った。
『電話繋がらないな〜』
なんて独り言いいながら
颯爽と歩いていく。
何気なくそこに見惚れていると、
ピラッ
彼女のバッグから何かが落ちた。
すぐにそこに駆け寄り、
「あのっ、、！」
拾って彼女に視線を向けると
もう彼女は居なかった。
拾った紙は、写真だった。
そこには、
彼女であろう人を囲み、
笑顔でいっぱいの人たちが
みんな肩を組んでいる。
彼女の横には、7〜8歳くらいの女の子。
彼女に抱きついてピースを向けている。
優しく太陽みたいに笑う女性(ひと)だな。
よく見ると、
女の子の頭に《みなみ》
彼女の頭に《Aせんせい》と
書かれていた。
ん？先生？
保育士？なのか？
何となく写真の裏を見ると、
可愛い字でメッセージが書かれていた。
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Aせんせい大好き！
ずっと友達！
みなみ
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そのメッセージに思わず笑みがこぼれた。
なぜだか、
彼女にはまた会える気がして、
写真をバッグにしまい、
家に帰った。
また、アイタイ。
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翌日、三井先生が休職する話を聞いた後、
橘先生の合図で入って来た女性。
「！？」
まさか、と思った。
あの女性(ひと)だ。
如月A、、、
先生って、医者だったんだ。
藤川先生や緋山先生、白石先生が
それぞれ彼女に声をかける中、
ガタンッ
無意識に立って彼女を
見つめてしまっていた。
藤川先生にちゃかされるのなんて
お構いなしに、
彼女を見つめていると、
『よろしく、、、ね？』
戸惑いながらも、
優しく声をかけてくれた。
ヤバい、ヤバい、、、、
本当に会えたんだ。
昨日の直感が見事に当たってしまった。
今日改めて見た彼女は、
とても温かいオーラをしていて、
写真で見た通り、
太陽みたいな女性(ひと)だった。
、、、見惚れたんだ。
「っ！如月先生！
よろしくお願いしますっ！」
深々と頭を下げてイスへ座り直した。
俺、落ち着け、、、、
落ち着け、、、
如月先生に運命を感じ、
さらに一目惚れしてしまった俺。
この出会いが、
俺の人生を変えた瞬間だった。
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マナ - 聞いてもよろしいでしょうか？ (2021年4月10日 16時) (
レス) id: b2e96b20a7 (このIDを非表示/違反報告)
プリン姫(プロフ) - RthmEGMoHssRE1Hさん» 読んで頂きましてありがとうございます。ご要望いただきまして嬉しいです！短編でも出来れば...とも考えているのですが、前向きに考えさせていただきますね！ (2019年5月15日 23時) (レス) id: 9cc564a9cd (このIDを非表示/違反報告)
RthmEGMoHssRE1H(プロフ) - 名取先生、もっとみたいです！ (2019年5月15日 20時) (レス) id: 2c5e964fc3 (このIDを非表示/違反報告)
プリン姫(プロフ) - イチゴ王子さん» ありがとうございます★嬉しいです！今週も気合で書きます！楽しみにしていてください(^○^) (2017年8月9日 21時) (レス) id: 9cc564a9cd (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ王子 - とっても面白いです！続き楽しみにしてます！頑張ってください！ (2017年8月9日 1時) (レス) id: b0474ef046 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：プリン姫
| 作成日時：2017年7月23日 18時
