Heart 〜心 いのち キモチ〜 By コードブルー

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翌日の朝、

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翔陽大学付属北部病院
救命センター

スタッフ控え室



「あなたが如月先生？
初めまして、三井です。
あなたのことは橘から聞いているわ。」




『初めまして、如月Aです
今回は息子さんが大変なようで
何と言っていいか、、、』









制服に着替え、
カンファレンス前に橘先生のもとへ
挨拶に向かった私は、
三井先生と初対面となった。


「ごめんなさいね、
私が急に現場を離れることになって、
この救命にもあなたにも迷惑がかかる。
でも、あなたの腕は聞いているわ。
とても無神経かもしれないけど、
ここのこと、私の分まで頼んだわよ。」


疲れているのか、
目の下にクマを作って
心なしか窶れているように見える。
でも、三井先生の目はまっすぐ私を捉えていて、
そこから熱意が伝わった。






『三井先生、
しっかりお子さんについていてあげてください！
ここは、大丈夫ですっ！
三井先生の抜けた穴が私で務まるのかわかりませんが、命のために精一杯やります！』




深々と頭を下げる。





「ありがとう、如月先生」


そう言って私の背中にポンと
手を置く三井先生。
背中から先生の温かさが伝わった。








「よし、如月！今日から頼む！
あと30分後にカンファレンスが始まるんだが、
カンファレンス前に三井先生が
皆んなに報告するから、
時間まで部屋の外で待機していてくれ。」



『わかりましたっ』







橘先生から指示を受け、
時間まで少し院内を見学することにした。

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