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「、、どこだ。」

『えっ?あっ、家?
もうここで大丈「どこだ。」


『、、ここから5分くらいの、所、、。』




「『、、、、、、。』」




沈黙の中歩く私と藍沢。
これって、送ってくれてるの、、?


さっきから驚きの光景尽くしで
終始落ち着きのない私。
おかげで酔いがさめたわっ


よしっ、、今日、言わなきゃっ


そう決心し、立ち止まる。

数歩前で藍沢も足を止め、
こっちを見ている。



『あの、さ、』

「、、、、、。」


『行ってくれてたんでしょ?
かえでちゃんの所。
その、ありがとう。』

足元を向いていた目線を藍沢へ向ける。
今、言わないと、後悔しそうだったから。。


「俺は、俺の仕事をしたまでだ。
礼を言われるほどの事じゃない。」


『でもっ、それでも、言いたいの。
さっき、かえでちゃんの所に行ったら、
お母さんに会った。
、、藍沢先生が毎日来てくれてたって。
あの時、私は、かえでちゃんを
私の友達と重ねてしまって、
怖くて、、逃げたの。
だから「お前は、逃げてない。」

『えっ?』


「罪悪感か知らないが、
それでもその子の元へそうやって
行ったんだろ?
それでいい、十分だ。」



『、、、、、っ』



「ほら、行くぞ『昼間はごめん!』



咄嗟に出た。
今日の昼間のこと、
ムキになったこと、藍沢に謝った。



「なぜ謝る。」

『えっ?』


「お前が謝れば、
お前に救われた横峯はどうなる。
お前は本当に悪いことしたのか?
自分のやり方で、
フェローたちを育ててるんじゃないのか?」


『、、、そう、だけど。』



「お前はもっと、自信を持っていい。
ーーーーしているんだ。」

『えっ?』







藍沢は、言ったんだ。




期待しているんだ、と。



藍沢の目は、しっかり私を捉えていた。
真っ直ぐな、真っ直ぐな目で。



身動きが取れなかった。

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設定タグ:コードブルー , 山下智久 , 藍沢耕作   
作品ジャンル:恋愛
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マナ - 聞いてもよろしいでしょうか? (2021年4月10日 16時) (レス) id: b2e96b20a7 (このIDを非表示/違反報告)
プリン姫(プロフ) - RthmEGMoHssRE1Hさん» 読んで頂きましてありがとうございます。ご要望いただきまして嬉しいです!短編でも出来れば...とも考えているのですが、前向きに考えさせていただきますね! (2019年5月15日 23時) (レス) id: 9cc564a9cd (このIDを非表示/違反報告)
RthmEGMoHssRE1H(プロフ) - 名取先生、もっとみたいです! (2019年5月15日 20時) (レス) id: 2c5e964fc3 (このIDを非表示/違反報告)
プリン姫(プロフ) - イチゴ王子さん» ありがとうございます★嬉しいです!今週も気合で書きます!楽しみにしていてください(^○^) (2017年8月9日 21時) (レス) id: 9cc564a9cd (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ王子 - とっても面白いです!続き楽しみにしてます!頑張ってください! (2017年8月9日 1時) (レス) id: b0474ef046 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:プリン姫 | 作成日時:2017年7月23日 18時

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