Heart 〜心 いのち キモチ〜 By コードブルー

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バーめぐり愛



「はーい！では、如月A先生！
ようこそ翔北へ！乾杯！」

「「『かんぱーいっ』」」


美帆ちゃんの音頭で乾杯をする。



めぐちゃんが予約してくれた
行きつけのバー。
お店に入った瞬間、
「あら〜いらっしゃぁいっ
あのブス２人より美人じゃなぁい！」
バーのママ？に捕まる私。
「あらっこっちの子が可愛いわね〜」
名取くんを見ると乗り換えるママ。
美帆ちゃんが見兼ねて
名取くんの腕を引っ張り、
それぞれ席についた。

テーブル席では、
めぐちゃんと美帆ちゃんに
向かい合うように私と名取くんで座る。


目の前の２人は
職場では見せないくらいの
テンションで
楽しそうにお酒を飲んでいる。


「Aの居た島って、
どんなとこなの？」

「聞きたい聞きたい！」


テンション高めの２人からの
質問攻めに合う。


どんな患者を見てきたのか、
おじいちゃんのこと、
１年何をしたのかとか、
色んな質問攻めにあった。

名取くんも目をキラキラさせて
私の話を聞いてくれていた。


「んでっ？Aは恋人いんの？」


『っ恋人！？』


「あ、それも気になる〜っ
Aちゃん綺麗だし、
頼りになるし、
私が男だったら惚れちゃうもんっ」


「、、それ、俺も興味ありますっ」


「あんた、A初めて見た時
固まってたもんね〜っ」


「、、、、、っ」

「あ、照れてる照れてるっ」

２人にちゃかされて
顔を真っ赤にして俯く名取くん。


このままじゃ、
私も２人の標的になってしまう、
、、、ヤバイ。


『ちょ、ちょっとトイレ！』


逃げるようにトイレに立つ。



美帆ちゃん達のキャッキャ騒ぐ声が
店内に響き渡る。

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