Heart 〜心 いのち キモチ〜 By コードブルー

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『あ〜やばい、やばい！』

予定の時間より15分遅れで
お店へ向かっている状況。

めぐちゃんに断りの電話を入れると、

「大丈夫だから、気をつけてね。」


電話の向こうでは、
美帆ちゃんが
如月Aコールをかましている。
それに、今日は藤川が当直だったのを
忘れてたとか。残念、藤川。
明日、慰めてあげよう。



すぐに向かうよう告げ、
走って向かう。





pipipipipipi


着信画面
名取くん





『もしもし？』

《あっ、、お疲れ様、ですっ
名取ですっ》

『名取くん、お疲れ様。、、どした？』

《今さっき、病院出ていく所を
見かけたので。》


『私、今から予定あるんだけど、
何か急用なの？』


《、、や。
今日は、すみませんでした。
生意気なこと言って。
A先生は患者としっかり向き合っているのに、
俺、無神経だったなって。
それに、、、、お礼を言いたくて。》


『お礼？』

《A先生が俺に言ってくれたこと。
それで自信が持てたんです。
、、、俺、、、俺、、、》


『わーーーっ！名取くんっ
ごめん！時間が間に合わなくてさ！
、、、、近くに居るんでしょ？
せっかくだし、、、、、来ない？』



《えっ？》


『時間がないから、
あと10秒で正面玄関前に来て！
はい、急いで〜名取くーんっ』


《は、はいっ》






名取くんの話を遮るのも悪いし、
藤川も来れないし、
誘っちゃえ！


すぐ名取くんと合流し、
一緒に走って集合場所へ向かった。

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