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島の港、朝10時
『じゃあ、じいちゃん行ってきます
無理しないで恵子先生頼ってね？
先生、島のみんなをよろしくお願いします』
「気をつけるんだよ」
「A、精一杯やりなさい」
じいちゃんと、
この島の医師の恵子先生に挨拶すると、
港にはたくさんの島の人が見送りに来てくれていた。その中にはみぃちゃんも居る。
「Aちゃんいつでも待ってるよ！」
「A〜！また酒飲むぞ！」
「わりぃ男に引っかかるなよ〜！」
「Aは色気ねぇから大丈夫だよ！」
『こらっ！なに言っちゃってくれてんの！
花嫁前の娘に向かって！
、、、、、っみんなっ！
行ってきます！行ってくるから！』
こうして島のみんなとワーワー
言い合うことも出来なくなることを考えると
寂しくなった。
泣きそうなのをこらえて、船に乗り込む。
船は間も無くして動き始めた。
たくさんの島の人の声が私の背中めがけて
聞こえてくる。
皆んなの方を向けなくていると、
「せんせぇっ！」
みぃちゃんの声に振り向く。
「わたし！わたしね！先生に会えてよかった！
そしてね！約束、守るよ！
この島の人たちと一緒に、元気でいるから！
そして、わたしっ！大きくなったら！
先生みたいな色気のある
お医者さんになるからぁ！」
大声で叫ぶみぃちゃん。
優しさで溢れてるみぃちゃん。
私と同じで両親が居ない中、
いつも笑顔で私を癒してくれたみぃちゃん。
みぃちゃんの言葉に島の人たちが大声をあげて笑う。
「そりゃいいぜ〜！」
「A以上に色気出るぞ、こいつぁ！」
島の人たちが泣くのをこらえて
笑顔で見送ってくれてる状況に
居ても立っても居られなくなった。
『みんなーーーー！私、みんなのこと忘れない！
ちゃんと、お盆とか年末とか、そうじゃなくても
帰ってくるからーーー！
病気しないように、恵子先生の言うこと聞いてね！
私も頑張ってくる！』
そう言って、みんなが見えなくなるまで手を振った。
みんな、ありがとう。
私、命を救ってくるから。
１人でも多くの命を。
黒田先生、橘先生、
私、やります。
決意を決めた私は、強くあり続けようと決めた。
その新天地で、私は仲間と出会い、
彼と出会い、
色んなHeartを学ぶこととなる。
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マナ - 聞いてもよろしいでしょうか？ (2021年4月10日 16時) (
レス) id: b2e96b20a7 (このIDを非表示/違反報告)
プリン姫(プロフ) - RthmEGMoHssRE1Hさん» 読んで頂きましてありがとうございます。ご要望いただきまして嬉しいです！短編でも出来れば...とも考えているのですが、前向きに考えさせていただきますね！ (2019年5月15日 23時) (レス) id: 9cc564a9cd (このIDを非表示/違反報告)
RthmEGMoHssRE1H(プロフ) - 名取先生、もっとみたいです！ (2019年5月15日 20時) (レス) id: 2c5e964fc3 (このIDを非表示/違反報告)
プリン姫(プロフ) - イチゴ王子さん» ありがとうございます★嬉しいです！今週も気合で書きます！楽しみにしていてください(^○^) (2017年8月9日 21時) (レス) id: 9cc564a9cd (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ王子 - とっても面白いです！続き楽しみにしてます！頑張ってください！ (2017年8月9日 1時) (レス) id: b0474ef046 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：プリン姫
| 作成日時：2017年7月23日 18時
