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ステーション
「お疲れっ」
『あ、めぐちゃん。お疲れっ』
患者記録していると、
白石先生も記録をしに来ていた。
「今日は、ありがと。」
『へっ？』
「やっぱり、Aちゃんは凄いよ。
周囲に気配り出来るし、
何より人の気持ちがわかるもん。
技術もそうだけど、
黒田先生と橘先生が信頼するのも
わかるなぁ〜って。」
そう言って私に振り向き、
ニコッと笑顔を向けるめぐちゃん。
『めぐちゃん、、、、。』
救命のリーダーとして
フェローを気にかけながらも、
私にも気を向けてくれる彼女。
彼女のおかげで
仕事に全うできているといっても同然。
めぐちゃんに感謝の気持ちでいっぱい。
「今日、来るでしょ？この後？」
『あ〜歓迎会？いいの？、ほんとに？』
「いいっていいって！
藤川先生と緋山先生が張り切ってるんだから、
来ないとブーブー言われちゃうよ？
あ、泣いちゃうかも？」
『ははっ、じゃあ有り難く行こうかな。』
「うんっ、、、、あ、お疲れっ」
「あぁ。」
急にめぐちゃんが誰かに
挨拶をしていたから、
何気なく目を向けると、
藍沢が少し離れたパソコンへ向かって
座る所だった。
めぐちゃんが
藍沢の近くのパソコンへ移動する中、
私はパソコンの画面を見たまま
知らないふりをした。
「思い出した。」
「今度は何だ？」
めぐちゃんが藍沢へ話しかける。
それを黙って聞く。
「、、、愛情が無いわけじゃないのよ。
あなたもフェローを育てようとしてる。
、、そのやり方が正しいとは思わないけどね。
どんなに正しいことでも、
言い方を間違えれば開いては傷つく。
如月先生だって、
フェローを育てる１人なの。
この１週間、
彼女に助けられたことがたくさんある。
だから、彼女を否定するようなことはしないで。」
「、、、、、、。」
『、、、、、っ！、』
「あともう１つ、思い出した。
、、、黒田先生に、
よくやったって言われた時、
すっごく嬉しかった、、、。
信頼できる上級医からのよくやったって、
フェローにとっては、魔法の言葉。
悩みも疲れも、その一言で吹き飛ぶ。」
「、、、、、。」
『、、、、、っ、、お先に。』
「、、、うん、お疲れ。」
「、、、、、、。」
記録を終えた私は、
その場に居ることが場違いな気がして、
めぐちゃんに声をかけ、
その場を出た。
藍沢に見られていたが、
それは無視して足元を速めた。
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マナ - 聞いてもよろしいでしょうか？ (2021年4月10日 16時) (
レス) id: b2e96b20a7 (このIDを非表示/違反報告)
プリン姫(プロフ) - RthmEGMoHssRE1Hさん» 読んで頂きましてありがとうございます。ご要望いただきまして嬉しいです！短編でも出来れば...とも考えているのですが、前向きに考えさせていただきますね！ (2019年5月15日 23時) (レス) id: 9cc564a9cd (このIDを非表示/違反報告)
RthmEGMoHssRE1H(プロフ) - 名取先生、もっとみたいです！ (2019年5月15日 20時) (レス) id: 2c5e964fc3 (このIDを非表示/違反報告)
プリン姫(プロフ) - イチゴ王子さん» ありがとうございます★嬉しいです！今週も気合で書きます！楽しみにしていてください(^○^) (2017年8月9日 21時) (レス) id: 9cc564a9cd (このIDを非表示/違反報告)
イチゴ王子 - とっても面白いです！続き楽しみにしてます！頑張ってください！ (2017年8月9日 1時) (レス) id: b0474ef046 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：プリン姫
| 作成日時：2017年7月23日 18時
