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○ 04 ページ5
今日も千夏のお見舞い
怪我の治りが悪くて退院日が長引いてしまったみたいで
お世話好きの私は千夏の着替えの準備やリハビリのお手伝いのために
午前中から病院に来ていた
「今から先生と少し話してくるから」
「おけい」
「あ、ここの屋上からの景色結構綺麗だったよ」
「そうなの、行ってみようかな」
ガチャ
「わーほんと綺麗!風が気持ちいい〜」
屋上は街を少し見下ろすことができて
その上今日はいい天気だったからとても空気が澄んでいた
背伸びをして大きく深呼吸すると
次の季節を運んでくる風が私までもを新しくしてくれそうな気がした
それにしてもこんなに心を綺麗にしてくれる場所なのに人が少ない
周りを見渡すと私の後ろのほうで
男の人が大の字になって寝転がっていた
目が合った
優しく微笑んだ彼から何故か目が離せなかった
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作者名:まるね | 作成日時:2017年8月26日 13時