良くある 愛されモノ設定【 呪術廻戦 】

呪術廻戦 : ▽ ページ45

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【 布瑠部由良由良(ふるべゆらゆら) 】







伏黒は 言いかけて止まった。








恵「 … 俺は、オマエを助けた理由に 論理的な思考を持ち合わせていない。


危険だとしても、オマエの様な善人が死ぬのを見たくなかった。それなりに 迷いはしたが、結局は我儘な感情論 。 」







雨の音しかない空間に 伏黒の声だけがやけに通る









恵 「 でもそれでいいんだ。 俺は正義の味方(ヒーロー)じゃない 呪術師なんだ。


だから、オマエを助けたことを 一度だって後悔したことはない。 」





それは、紛れもない 伏黒の心からの言葉だった。







虎杖「 …… そっか。 」




スゥ___ と 体の紋章の様なものは消え宿儺と入れ替わった虎杖が困った様な笑みを見せる。





虎杖「 あー、悪ぃ そろそろだわ。伏黒も釘崎も五条先生とAちゃんは… 心配いらねぇか。

長生きしろよ。＿＿＿ 」






その言葉を最後にこと切れた。







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伏黒 恵 視点









『 ごめん 恵 、遅くなった。 』






何処からともなく姿を表したAさんは虎杖の姿を見て顔を歪めると反転術式を施して自分のジャケットを身体に掛けて


何も聞かず、黙ったまま 俺を抱きしめた。






暖かい。

この人は初めて会った時からそうだった。



綺麗 なんて言葉はAさんの為に存在するのでは無いかと思ってしまう様な容姿に

凛とした芯のある声

それでいて少し気の抜けた様な口ぶりと優しい手つきで頭を撫でられる感触



その時 初めて 抱いた他人に対する恋心






『 私が来たから もう、大丈夫 。帰ろう、恵。 』




「 Aさん、そのままじゃ風邪…ひきますよ。」





『 私を誰だと思ってる 』





俺の手を引く 小さな手 も

前を歩く華奢な背中も…




無理に笑顔を作って 気丈に振る舞う貴方ごと



守ります 。＿＿＿



俺が 守れるくらい強くなります。









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