良くある 愛されモノ設定【 呪術廻戦 】

呪術廻戦 : 1 話 - 両面 宿儺 - ページ6

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記録 2018年 6月

宮城県 仙台市 杉沢第三高校




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「 百葉箱！？ そんな所に" 特級呪物 "保管するとか馬鹿過ぎるでしょ。… 」





《 アハハ、でもおかげで回収も楽でしょ。 》





人気のない高校に人影がポツリ

ラグビー場を少し入った草むらの中にある百葉箱を覗き込みながらどこかしらに連絡をする青年




彼の電話相手は男性の様で、なんとも楽観的な喋り方をしている事から性格もそれとなく察しがつきそうだ。




《 すまないね、恵 。1人で行かせてしまって 》




「 いえ、俺 一人でも、回収くらいならできます。……ご心配ありがとうございます、A先生 」




恵と呼ばれた青年も先程まではクールにあしらっていたが、今は 何処と無く柔らかい雰囲気を纏っていた


心做しか口調もトゲトゲしさが半減している。




《 ふふっ、早く帰っておいで。 》






「 A先生、その事なんですが…。ないんです、百葉箱空っぽで、 」





今すぐ帰りたいです。先生に会いたいです。

と言う言葉をグッと飲み込み、

先程から言いそびれているなかなかな重大事実を告げる




すると、え？ と言う声の後ろから、マジで？ウケるね(笑)と先程の男性の声が聞こえてきた





「…… ぶん殴りますよ。」







「 それ回収するまで帰って来ちゃ駄目だから。」









- 今度マジで殴ろう。-





切られた通話画面を見ながら心に誓った









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