356 ページ7
「いい方法？」と言葉を繰り返したジョディ先生。
コナン「それはみんながこの病室を出てから、別の部屋で話すよ！」
それにコナン君は扉を開けて外の廊下を見渡しながら、続けた。
コナン「髪色が派手なお姉ちゃんと2人の外国人と目つきの悪い男の人が1つの部屋からいっぺんに出てくる所を見られたら目立って噂になっちゃうよ！今なら廊下にほとんど人はいないから...」
ジョディ「そ、そうね！場所を変えましょ」
先生はそれにすぐに賛成し、横目にコナン君は見張りのＦＢＩ捜査官にも一緒に来るよう促した。
「僕も？」
コナン「うん！見張りのおじさんにも聞いてて欲しいんだ！
すぐ、済むからさー。」
コナンくんは急かすように全員を廊下に誘導させ、水無怜奈が眠っている病室の扉をパタリと締め切った所で「あーっ！」と声を荒らげた。
『ンだよ。』
コナン「ボク、今の部屋に忘れ物しちゃった！
ちょっと取ってくる！」ｶﾞﾁｬ!
コナン君は勢いよく振り返って、病室の扉を開けた。
コナン「.....。」
病室の中では水無怜奈がベッドの上で眠っている。
『...変わってる、な』
コナン「.....嗚呼。」
互いにしか聞こえない小声で話し、背後からジョディ先生が「忘れ物あった？」と問い掛けてきたためコナン君は慌てて勘違いだと伝えた。
そして、再び扉を閉めた。
コナン「あっ、やっぱり見張りのおじさんは部屋に残ってくれる？あのアナウンサーのお姉さんが急に目を覚ましたら大変だから...」
「あ、ああ。」
それを聞き入れ、捜査官は戻った。
赤井「.....。」
赤井さんは閉まった病室の扉をジッと見据えていた。
──────────────────────────
空き病室へと移動し、コナン君のいい方法というものを聞いた。
ジョディ「ええ！？君が直接あの3人の容疑者に話を聞く！？汀紗ちゃんと2人で？？」
コナン「うん! 汀紗姉ちゃんにはボクのお姉ちゃん役になってもらおうと思うんだ！相手が子供と__」
ｶﾁｬ__。
『冴えさなそうな姉だったら、悪い人たちの仲間も油断するかもしれないって事だろ？』
コナン「う、ウン？何その眼鏡??というか髪も真っ黒...」
『ちょっとした変装！』
せっかくなんでね。コナン君と同じ様に黒縁眼鏡を掛けて、黒髪のウィッグを被りました。髪の長さはボブぐらいでよく居る芋女ってやつですね！
コナン「オメーの顔の良さはそれだけじゃ消せねぇよ」ﾎﾞｿｯ
『あん?舐めてもらっちゃ困るなぁ〜。本気出した汀紗ちゃんの演技はハリウッド並だぜ？』
コナン「そうかよ。」
ジト目で不満そうに納得すんなw
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 71人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：MN | 作成日時：2024年2月29日 7時
